女児に人気のテレビアニメ「プリキュア」シリーズが、2014年にいよいよ満10年を迎える。11月28日、東映アニメーションと朝日放送の「プリキュア」シリーズ公式サイトは、11年目に入る新シリーズの放送決定を発表した。新作のタイトルは『ハピネスチャージプリキュア!』、2014年春に放送をスタートする。
新シリーズのロゴと共に、ティザーサイトも立ち上がったが、キャラクターやストーリーの詳細はない。こちらは今後の発表を待つことになる。

「プリキュア」シリーズは、2004年の『ふたりはプリキュア』からスタートした。放送開始後、女の子から圧倒的な支持を受け、翌年には『ふたりはプリキュア Max Heart』が制作された。以降、毎年、新作が作られている。現在放送中の『ドキドキ!プリキュア』で通算10作目、長編映画15本、通算話数は470話以上、登場したプリキュアは30人を超える大型シリーズとなっている。
シリーズの特徴は、「プリキュア」のブランドを用いつつも、シリーズごとにキャラクターを入れ替え、世界観を一新していることだ。特に2009年の『フレッシュプリキュア!』以降は、毎年、キャラクターと世界観が変わっている。
大型ブランドでありながら、毎年新作として挑戦をする。これを行うことで、成長の早い女児たちの次の世代を取り込む。視聴層の新陳代謝を繰り返す。世界観の一新は、一見はキャラクターブランドの継続性のハードルを上げているようだが、結果的には「プリキュア」を長く続かせることに成功している。

2014年は満10周年を迎えることから、シリーズのさらなる大きな変化も考えられた。しかし、現時点では、11年目以降もシリーズのフォーマットは、現在のものが維持されそうだ。
ひとつのブランドを、毎年、新たな世界観とする作品は、東映の特撮番組スーパー戦隊シリーズが先輩だ。すでに40年近くに迫る。男児向けのスーパー戦隊シリーズに並ぶ女児向け作品として、「プリキュア」シリーズも今後20年、30年続いていくのかもしれない。

一方で、劇場映画シリーズでは、新たな動きが注目を集めている。2009年以来、毎年春の劇場作品は、歴代プリキュアが登場して人気を呼んできた。
しかし、次回作『映画 プリキュアオールスターズ NewStage3永遠のともだち』は、すでに全員集合は今回が最後とのキャッチコピーを掲げている。本作では、およそ40人のプリキュアの登場が見込まれている。これ以上増えれば、通常の映画演出は難しいだろう。
とはいえ人気のあった全員集合の後に来る秘策は何なのか?そして11年目に突入するテレビ「プリキュア」シリーズは何が変わり、何が変わらないのか?子どもたちだけでなく、気になるところだ。

『ハピネスチャージプリキュア!』
http://www.toei-anim.co.jp/tv/happinesscharge_precure/《animeanime》