テレビ東京、日欧共同製作アニメーション「カリメロ」新TVシリーズに出資 講談社も参加 | アニメ!アニメ!

テレビ東京、日欧共同製作アニメーション「カリメロ」新TVシリーズに出資 講談社も参加

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海外向けのアニメビジネスを積極的に展開するテレビ東京が、新たにヨーロッパで共同製作に乗り出す。6月13日、テレビ東京は、イタリア生まれのキャラクター「カリメロ」の新作テレビアニメーションをフランスのアニメーション会社ゴーモンアニメーション(Gaumont Animation)と共同製作すると発表した。ゴーモンアニメーションは、映画『最強のふたり』などで知られるフランス大手映画会社アニメーション部門である。
「カリメロ」は1963年にイタリアのニーノ・パゴット、トニー・パゴットの兄弟とイニャツィオ・コルナギによって生み出された。ゴーモンアニメーションは、イタリアのスタジオ・カンペデリ、原作管理会社のカリドラと新作アニメーション企画を進めていたが、これにテレビ東京と講談社が加わる。

作品は6月10日よりフランスで開催されているアヌシー国際アニメーション映画祭で、早くも紹介されている。また最新の作品が現地で上映されたほか、アヌシー国際アニメーション映画祭の公式サイトではおよそ1分のPVが配信されている。
テレビ東京によれば、日本放映は2014年開始を予定する。同社はこれと併せてキャラクターグッズも展開する。さらにアジア各国への権利販売もするとしている。アジア地域のマスターライセンスの管理を担当することになるようだ。



『カリメロ』は、卵の殻をかぶったヒヨコが印象的な姿のキャラクターである。日本では1973年に、日伊合作のテレビアニメシリーズが製作され大人気を博した。その後。1992年には新しいシリーズも製作され、テレビ東京で放映されこちらも人気となった。
もともとはイタリアの作品を原作としているが、日本が関わった2つのアニメはヨーロッパ各国でたびたび放映されている。キャラクターの認知向上や人気にも一役買っている。

ゴーモンアニメーションのよる新作アニメーションは、キャラクターで今年が生誕50周年の節目にあたることから企画された。さらに、年月を経て色褪せないキャラクターの魅力がリバイバルの理由だ。
しかし、映像には2013年らしさも盛り込まれる。本作は全編にわたりCGで制作される。新しい技術で、ヨーロッパの片田舎をイメージさせる舞台設定実現する。1話11分のエピソードを104話制作する予定だ。

往年の日本アニメを起爆剤とした、新作テレビアニメーション制作は、現在、世界各国で見られる。米国では、日本の1980年代のロボットアニメをオリジナルとした『ボルトロン』の独自の続編が現地で製作されテレビ放映中だ。インドでは、講談社も関わった『巨人の星』の現地版がある。あるいは『忍者ハットリくん』も独自の続編がインドで製作されている。
ヨーロッパでは2012年に、1980年代に日仏共同製作した『太陽の子エステバン』の新作続編が、フランスで登場した。さらに現在、ヨーロッパで製作される『みつばちマーヤの冒険』や『アルプスの少女ハイジ』のアニメーション企画には、日本アニメ版の人気や影響が窺える。新作カリメロもそうした流れのひとつといえるだろう。

ただし、今回特徴的なのは、日本の企業が積極的に関わることだ。ブランドを築いてきた日本のアニメビジネスのノウハウを活かす。
テレビ東京は、『NARUTO』や『遊戯王』、『Bleach』をはじめ、数々のヒットアニメを手がけてきた。それらの事業は海外でも展開している。今回は、共同製作を通じて、その経験を活用する。
一方、アジア諸国などでは、現地企業と積極的なアニメビジネスを展開してきたテレビ東京だが、ヨーロッパ企業との共同製作は今回が初めてだ。世界に向けた新たな挑戦だ。

テレビ東京
/http://www.tv-tokyo.co.jp/
Gaumont Animation 
/http://www.gaumontanimation.com/
《animeanime》
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