日本アニメ・マンガのイベント アニメエキスポ2012(AnimeExpo2012)が、6月29日から7月2日まで4日間、ロサンゼルス市ダウンタウンのロサンゼルス・コンベンションセンターで開催される。米国にはアニメコンと呼ばれる日本のポップカルチャーをテーマにするイベントは数多いが、アニメエキスポはそのなかで最大規模を誇る。また、アニメエキスポは、現地や日本からの企業参加の数の多さでも際立っている。これは米国最大であること、ロサンゼルスというファンの多い土地柄、そして国内外の知名度の高さが理由だ。各企業はエキビジョン会場にブースを設けたり、パネルと呼ばれるトークイベントを主催したり、ファンに向けたプロモーションを展開する。多数の企業や業者が出展するエキビジョン会場は、コンベンションを訪れるファンにとっては重要な場所のひとつだ。ファンにとえっては、グッスを買うだけでなく、コスプレ姿で歩いたり、友達をみつける場所でもある。一方、企業側には宣伝だけでなく、関連商品を販売する商売の場として重要だ。アニメエキスポの公式サイトを見ると、2012年は、200余りの企業・業者がエキビジョン会場に参加するようだ。近年は苦戦をすることの多かったイベントの小売だが、昨年のアニメエキスポでの売上高は一転して好調だったとされている。小売業者の出展意欲も強まっているようだ。また、会場の様子は、米国のアニメ・マンガ業界の趨勢を映し出す鏡である。アニメの映像パッケージ(DVD・BD)の発売・販売企業では、長年アニメエキスポに出展を続けてきたバンダイ・エンタテインメント(BEI)の名前が今年は消えた。同社が今年1月から北米での英語版アニメDVD・BDの発売、販売から撤退を決めたためとみられる。また、アニメ事業をほぼ打ち切っているマンガ・エンタテイメントも参加しない。一方で、アニメDVD・BD最大手のファニメーション、勢いを増すアニプレックスUSA(Aniplex of America)が出展をする。またNISアメリカ、Media Blasters、Sentai Filmworksと同じグループのSection23 Films、さらに最近、再びアニメDVDに意欲的になっているDiscotek Mediaなどもある。アニメパッケージ関連の会社はほぼ出揃う。興味深いのは他の企業だ。バンダイナムコグループからはNAMCO BANDAI Games Americaと新たにバンダイビジュアルが参加するようだ。グループが米国市場へのアプローチを止めるわけでなさそうだ。現在は米国でのファン向けビジネスが必ずしも大きくないブシロード、東映アニメーション、ニコニコ動画も参加する。こちらも今後、米国でさらにビジネスをしたいとの意思表示と言える。ただ、マンガ関連企業に対しては、アニメエキスポは依然アピールが弱い。マンガ出版最大のVIZ Mediaこそ出展するが、ほかにはファン翻訳の出版に力を入れるDigital Mangaの名前があるだけだ。業界第2位のYenPress、北米市場への攻勢を強める講談社USAなどの姿はない。マンガ出版の中心が東海岸であること、ポップカルチャーのより大きなイベント コミコンの開催が接近していることが理由とみられる。[数土直志]アニメエキスポ2012(AnimeExpo2012)http://www.anime-expo.org/
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