第17回アニメーション神戸は「デジタル・クリエーターズ・アワード」における公式ロゴとキャラクターおよびオリジナル・アニメーションの公募を開始した。アニメーション神戸は、阪神・淡路大震災の翌1996年から開始された。商用アニメーションを表彰する「アニメーション神戸賞」、人材の発掘・育成の一環としてプロの技を直伝する「実践型ワークショップ」などが実施されている。「デジタル・クリエーターズ・アワード」における公式ロゴとキャラクターおよびオリジナル・アニメーションの公募も人材の発掘・育成の一環として実施されている。公式ロゴとキャラクターは今後、第17回アニメーション神戸の周知に使用する目的で募集している。明確に事業目的やイメージを表わした、親しみの持てる独創性に溢れたデザインを求めている。なおキャラクターはともかく、ロゴは字体のデザインであることから、サイトやパンフレットでの識別しやすさが必要になってくる。一方のオリジナル・アニメーションは、一般部門・ギャグアニメ部門・2Dアニメーション部門で募集している。今回からギャグアニメ部門と2Dアニメーション部門が新設された。オリジナル・アニメーションの募集は、2006年の第10回から開始された。審査委員長は1999年の第4回で個人賞の大地丙太郎監督。それまでは神戸にある各専門学校が競う形式であったが、広く全国から募集する形式に変更している。また第14回からは最優秀賞の受賞者に「神戸PRアニメーション」の制作を依頼、次回で完成披露が行われている。これまで山元隼一さんが『神戸と私』、びいはんが『LUMO』を制作した。今回も前回『Uncle and Girl』で受賞した内藤日和さんの作品が予定されている。各雑誌の編集長が選定する「アニメーション神戸賞」とは異なり、非商用作品が対象である。そして応募の時点で受賞歴がないことにも注意が必要だ。締め切りは公式ロゴとキャラクターが5月11日、オリジナル・アニメーションが10月1日である。「デジタル・クリエーターズ・アワード」と「第17回アニメーション神戸賞」の授賞式は、12月2日に神戸国際会議場で開催される。【真狩祐志】アニメーション神戸http://www.anime-kobe.jp/
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