原作連載、TV終了から1年 「劇場版 鋼の錬金術師」公開 | アニメ!アニメ!

原作連載、TV終了から1年 「劇場版 鋼の錬金術師」公開

7月2日に遂に本編のどこかであった物語として、オリジナル脚本の劇場版『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』が全国公開となった。

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 『鋼の錬金術師』は2001年に「月刊少年ガンガン」で連載が始まって以来10年、変わらぬ人気を持っている。しかし、原作とテレビシリーズは、2010年にファンから惜しまれるつつフィナーレを迎えた。
 それから1年、2011年7月2日に遂に本編のどこかであった物語として、オリジナル脚本の劇場版『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』が全国公開となった。待ちに待ったファンが、全国の劇場に足を向け、大きな盛り上がりをみせている。

 そんな劇場のひとつ 新宿ピカデリーでは、恒例の初日舞台挨拶が行われた。登壇したのは作品の声優陣、主人公エドワード・エルリック役の朴璐美さん、アルフォンス役の釘宮理恵さん、ロイ・マスタング役の三木眞一郎さん、そして、映画オリジナルキャラクターとして登場したヒロインのジュリア・クライトンの声を務めた坂本真綾さんらである。ハガレンならではの豪華な顔ぶれである。さらに村田和也監督も姿を見せ公開を迎えた喜びを語った。

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 朴璐美さんは8年間もエドをやって来たことについて、「(エドは)重たい存在です。劇場版ができると聞いて、嬉しい気持ちもありましたが、彼(=エド)は私の中に土足で入ってきて全てを持っていってしまうんです。いまとなっては分身のような存在です」とその思いを語った。
 また、やはり8年もの間、アルを演じた釘宮理恵さんは、「素直にということを一番に考え、思いやりや優しさといった少年ぽさを心がけて演じてきました」と話す。

 三木眞一郎さんは、テレビシリーズ終了からアフレコまでしばらく間があったことについて、「心のどこかでスタンバイしていました。みんなで集まって、違和感なく『ハガネ』の緊張感の中で収録できました。密度の濃いスタジオでした」と。
 今回シリーズ初参加であった坂本真綾さんは、「何で私を呼んでくださったのか? 理由を聞いてみたいような、でも聞かない方が良いような…(苦笑)。レギュラーのみなさんがずっと作ってきた中に入るのは緊張しました」と話した。さらに「2日間、必死に取り組み、難しい役柄で勉強になったアフレコでした」とその緊張した様子も披露した。

 さらに村田和也監督が、今回の映画化の経緯について「特にプロデューサー陣の中にこのままお別れするのは寂しいという気持ちがあった」と舞台裏を披露。そのうえで「さらなるエドとアルの活躍、会ったことのない人との出会いや別れを壮大なスケールとアクションで描きました」と本編の制作にあたった気持ちを語った。

 本作は、日本では7月2日の公開となったが、今後、海外での展開も予定している。既に6月30日から始まったパリの大型イベント ジャパンエキスポでも上映されている。
 今後は北米や香港、台湾、韓国、シンガポール、タイなどの各国での上映を予定する。日本だけでなく海外でも人気の高い『鋼の錬金術師』に相応しいワールドワイドな展開が行われる。

『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』
/http://www.hagaren-movie.net/
7月2日、全国ロードショー
配給: 松竹/アニプレックス
《animeanime》
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