朝日新聞社は、5月2日に同社主催の第15回手塚治虫文化賞の受賞作品、受賞者を発表した。2010年を通じて、最も優れた賞を選び出すマンガ大賞には、村上もとかさん『JIN-仁-』(集英社)と松本大洋さん、永福一成さん(作)の『竹光侍』(小学館)の2作品が選ばれた。 また、斬新な表現、画期的なテーマなど清新な才能の作者を顕彰する新生賞は『鋼の錬金術師』の荒川弘さんが決まった。短編、4コマ、1コマなどを対象とする短編賞は『C級さらりーまん講座』、『パパはなんだかわからない』などのサラリーマンを主人公にする山科けいすけさんが受賞した。 『JIN-仁-』は幕末にタイムスリップした仁が、幕末に近代の医療を持ち込んで、歴史を変えることに関わってしまう移植の時代マンガである。一方、『竹光侍』は、『鉄コン筋クリート』で世界的に注目される松本大洋さんが初めて時代劇に挑戦した。 15年間の同賞の歴史のなかで、マンガ大賞のダブル受賞は、2009年以来2年ぶり2度目となる。また、両作はいずれも時代マンガで、昨年の大賞『へうげもの』(山田芳裕)、一昨年の『大奥』(よしながふみ)と近年、この分野から多くの傑作が生まれていることを感じさせる。 新生賞の荒川弘さんは、1999年に『鋼の錬金術師』でデビュー。その圧倒的な物語の構成力でたちまち人気を獲得した。『鋼の錬金術師』の2度にわたるテレビアニメ化、劇場化で、世界中で知られる存在だ。この夏には、新たな劇場映画『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』も公開される。 今回の受賞作品や選考経過などの詳細は、後日、朝日新聞の紙面にて特集で紹介する予定だ。 朝日新聞社は、5月27日に、東京・築地の浜離宮朝日小ホールで受賞贈呈式と記念イベントを開催する。トークイベントには村上もとかさん、松本大洋さん、永福一成さんらが出演する予定だ。第15回手塚治虫文化賞/http://www.asahi.com/shimbun/award/tezuka/マンガ大賞 『JIN-仁-』(集英社) 村上もとか 『竹光侍』(小学館) 松本大洋、作・永福一成新生賞 荒川弘 『鋼の錬金術師』(スクウェア・エニックス)短編賞 山科けいすけ 『C級さらりーまん講座』(小学館)『パパはなんだかわからない』(週刊朝日)等 サラリーマンを描いた一連の作品に対して
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