「サマーウォーズ」「スカイ・クロラ」等 アジア太平洋賞候補作に | アニメ!アニメ!

「サマーウォーズ」「スカイ・クロラ」等 アジア太平洋賞候補作に

アジア・太平洋地域の大型映画祭として2007年よりスタートしたアジア・パシフィック・スクリーン・アワード(APSA)の各部門のノミネート作品が、10月12日に発表された。最優秀アニメーション映画賞は、APSAにとって主要部門として位置づけられている。今回この候補5作

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 アジア・太平洋地域の大型映画祭として2007年よりスタートしたアジア・パシフィック・スクリーン・アワード(APSA)の各部門のノミネート作品が、10月12日に発表された。今回明らかにされたのは、最優秀映画賞、最優秀アニメーション映画賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞など9部門、37の候補作品、候補者たちである。
 このうち日本からのノミネートは7つと中国の6つを上回り、国別では最多となり日本映画の注目が高くなっている。なかでも目を惹くのがアニメーション映画部門である。

 最優秀アニメーション映画賞は、APSAにとって主要部門として位置づけられている。今回この候補5作品のうち3作品が日本アニメとなった。
 押井守監督の『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』、細田守監督の『サマーウォーズ』、芦野芳晴監督の『ファースト・スクワッド』である。いずれも既に国内外で高い評価を受けている作品だけに、受賞にも期待がかかる。

 残る2作品のうち『Mary and Max』は、オーストラリアのアダム・エリオット監督によるクレイを利用したストップモーションアニメーション。2009年のアヌシー国際アニメーションフェスティバルの長編アニメーション部門グランプリ(アヌシー・クリスタル賞)の受賞作品だ。アヌシーで大絶賛された作品だけに、最有力候補だろう。
 残りのひとつはロシアの巨匠レオニード・フィラトフ監督による『The Tale Of Soldier Fedot, The Daring Fellow』である。こちらは伝統的な2Dアニメーションのスタイルである。

 アジア・パシフィック・スクリーン・アワード(APSA)は、開催3回目と歴史は浅い。しかし、アジア・太平洋地域の作品というユニークなテーマとCNNインターナショナルの強力なスポンサードやユネスコ協賛でその存在感を高めている。
 最優秀アニメーション映画賞の第1回受賞作品は日本からの『秒速5センチメートル』、第2回はイスラエルの『戦場でワルツを』である。昨年は『ストレンヂア -無皇刃譚-』もノミネートされていた。

 各部門の受賞者は11月26日に、オーストラリアのゴールドコーストの授賞式にて発表される。また、授賞式の様子は、各国のCNNにて放送される予定である。

アジア・パシフィック・スクリーン・アワード(APSA)公式サイト
/http://www.asiapacificscreenawards.com/
《animeanime》
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