米国のエンタテインメント情報のMTV.COMが、日本の人気アニメを原作とした実写版『カウボーイビバップ』の最新動向を伝えている。これは先頃開かれた同作に主演をするとされる米国の人気俳優キアヌ・リーヴスの記者会見での発言に基づくものだ。 これによると現在映画は、脚本家ピーター・クライグが書き直しを行っている段階だという。映画化実現に大きく近づく脚本完成に対して未だゴーサインがでていない状況のようだ。 そして、この脚本の書き直しについて、キアヌ・リーヴスは気になる発言も行っている。彼は質問に対して「ハーフビリオン(5億)ドルの製作費が見込まれる映画にとっては、書き直しは必要なんだ」と笑って答えたとしている。 5億ドルと言えば、実に日本円で460億円以上というとてつもない金額になる。1億ドル、2億ドル規模の製作予算が珍しくないハリウッドでも、破格の規模となる。ちなみに史上最高とされる莫大な資金を投じたジェームス・キャメロン監督の最新作『アバター』の製作費は3億ドルである。 未だ脚本段階にある『カウボーイビバップ』は、明確な製作予算は固まっていないと見られる。「ハーフビリオン」という数字は、キアヌが作品がビッグムービーであることを仄めかした比喩表現と言えそうだ。 それでも実写版『カウボーイビバップ』が、ブロックバスター級のビッグムービーを予定していることは間違いない。日本の原作権利者であるサンライズが実写化許諾の際に、A級のプロデューサー、A級の役者、A級の製作会社による企画であったことを理由に挙げていることからもこれは伺える。 もし映画化が実現すれば、日本のアニメ、マンガを原作としたハリウッド映画の製作予算では過去最高となった『スピードレーサー』の1億2000万ドルを上回ってくる可能性は高そうだ。 ちなみに過去キアヌが出演した映画の製作費は、『コンスタンティン』が1億ドル、『地球が静止する日』が8000万ドル、『マトリックス』の第2作、第3作がそれぞれ1億5000万ドルとされている。 また、キアヌは「映画に登場する人物は?」との質問に、「スパイクからアインまで全員が物語にとって重要になる」とも答えている。どうやら主要キャラクターが、ほとんど顔を見せる構想が立てられているようだ。MTV.COM /http://www.mtv.com//Keanu Reeves Says 'Cowboy Bebop' Movie Getting A Rewrite
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