9月11日に群馬県荒船山に出掛け、そのまま行方不明になっていたマンガ家臼井儀人さんが、荒船山中で亡くなった。19日に山中で発見された男性の遺体が、臼井儀人さんのものであることが確認された。
 死亡の原因は、山中の崖から転落したためと見られている。12日に所在不明が明らかになって以来、その身が案じられていた臼井儀人さんだが、非業の死という悲しい結果となった。享年51歳での逝去となる。

 臼井儀人さんは、1990年に連載を始めた『クレヨンしんちゃん』の作者として知られている。作品は1992年にテレビアニメ化され現在も放映中である。マンガ、アニメとも、日本中で広く知られた国民的な作品である。
 また、アニメ版は17本の劇場作品も作られ、原恵一監督による『嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』は第6回文化庁メディア芸術祭・アニメーション部門大賞を受賞するなど話題を呼んだ。さらにそこから現在公開されている実写映画『BALLAD 名もなき恋のうた』が製作されるなど、様々なメディアに展開している。

 『クレヨンしんちゃん』のマンガ、アニメは、海外でも人気が高い。アジアでは中国をはじめとする多くの国で、マンガ出版やアニメ放送のかたちで紹介されている。
 日本のファミリー向けのアニメは欧米では展開されないケースが多いが、『クレヨンしんちゃん』はスペインで大人気を博したほか、米国の大手アニメーション放送局で放映された。日本を代表するアニメ、マンガと言えるだろう。
 それだけにその原作者である人気マンガ家の突然の逝去は、世界のファンの間にも驚きを与えることになる。

『クレヨンしんちゃん』 公式サイト(双葉社) http://www.futabasha.com/sinchan/ 《animeanime》