愛知県長久手町のトヨタ博物館は、10月10日から2010年3月7日まで、開館20周年記念として企画展「マンガとクルマ」を開催する。 戦後から現代まで様々なマンガやアニメに登場した車9台を展示するほか、自動車マンガや物語で車が重要な役割を担うマンガとアニメもおよそ70作品紹介する。マンガとアニメに登場した車から、人々の車に持つイメージを明らかにする。 トヨタ博物館は、トヨタ自動車が100年間に及ぶ自動車文明の業績を収集、保存することを目的に、1989年にオープンした。博物館は敷地面積4万6700万㎡、延床面積1万9250㎡という世界レベルの自動車博物館となっている。 その博物館が開館20周年の記念として、マンガ、アニメをテーマに選んだ。最も重要な工業製品である車の世界でも、アニメ、マンガの持つ力を認めたかたちだ。博物館では企画展を通じて車により親しみを持って貰うことを目指すとしている。 今回の展示の目玉となるのは、実際にマンガやアニメに象徴的なかたちで登場した車たちの実物展示だ。自動車自体が主題となる『頭文字D』からはトヨタ スプリンタートレノ、2005年に公開された実写映画『頭文字D』からPR用に使われた車を展示する。 『名探偵コナン』からはテレビシリーズ「スーパーカーの罠」に登場したディーノ 206GT、マンガ「迫る包囲網」からポルシェ 356が登場する。今回取上げられた唯一の外国作品『タンタンの冒険旅行』からは、シトロエン 2CVが取上げられる。 『ルパン三世 カリオストロの城』の冒頭に登場するルパンによるカーチェイスシーンは、アニメファンにとっては名シーンとしてよく知られている。車の存在が、作品全体のイメージにも大きな影響を与えたケースだ。その車フィアット 500も、今回展示される。 車マンガの金字塔『サーキットの狼』のロータス ヨーロッパも、マンガ、アニメの中で特定車種がクローズアップされた例。意外なところでは、『マッハGoGoGo』のマッハ号、こちらは架空の車なのでレプリカの展示となる。 展覧会ではこのほかテレビアニメ『マッハGoGoGo』の上映や、4コママンガの描き方教室、さらに車マンガばかり700冊を集めた「クルママンガライブラリー」も設けられる。期間中は、アニメ、マンガで博物館が満たされる。トヨタ博物館 /http://www.toyota.co.jp/Museum/index-j.html開館20周年記念 企画展「マンガとクルマ」期間: 2009年10月10日(土)~2010年3月7日(日)場所: トヨタ博物館 本館2階特別展示室[主な展示品]『名探偵コナン』 ディーノ 206GT / ポルシェ 356『タンタンの冒険旅行』 シトロエン 2CV『頭文字(イニシャル)D』 トヨタ スプリンタートレノ『サーキットの狼』 ロータス ヨーロッパ『マッハGoGoGo』 マッハ号(レプリカ)『ルパン三世 カリオストロの城』 フィアット 500『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』 トヨタ 2000GT『ちびまる子ちゃん』 トライアンフ TR2*その他、マンガ・アニメあわせて約70作品を展示[関連催事]■ アニメ上映会「マッハGoGoGo」■ 学芸員による展示説明■ クルマの4コママンガを描こう!■ クルママンガライブラリー
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