6月27日、東京・竹芝で、7月からテレビ放映を開始する『ウルトラヴァイオレット:コード044』の完成を記念した披露試写イベントが開催された。 『ウルトラヴァイオレット:コード044』は、アニメ専門チャンネルのアニマックスの開局10周年記念作品だ。プロデューサーにアニメスタジオ・マッドハウスの丸山正雄氏、監督に巨匠出崎統氏(*1)とアニメ界の大物が参加するなど、この夏期待の新作である。 この日イベント会場となったクラブ「NO NAME」は、番組のタイトルにちなんで全体を紫(ヴァイオレット)で統一する凝ったインテリアで飾られた。 さらに、当日は一般からの参加者も含めてドレスコードは紫と決められていた。参加の条件は、ファッションに必ずヴァイオレットを取り入れること、紫尽くしの華やかな完成披露試写会となった。 イベント上映されたのは、7月1日からアニマックスでテレビ放映される第1話。人類が太陽系に進出し、クローン人間が大量に生み出されるようになった未来を舞台に、主人公044の謎めいた生い立ちから始まる。物語は1話から既に波乱の展開を予感させる。SF、サスペンス、アクション満載の派手なエンタテイメント作品になりそうだ。 アニメファンだけでなく、SF映画、アクション映画のファンにもアピールするに違いない。一方で、往年のアニメファンにはうれしい、出崎監督ならでは印象的なアクション演出もうれしい。 上映後には今回主人公の044を演じる朴王路美さん(*2)と、3話からマチルダ役を演じる山像かおりさんがサプライズで登場。 朴さんは今回、丸山プロデューサーに声をかけられて、直ぐに返事をして作品への参加を決めた。しかし、作品の大きさにだんだんプレッシャーが大きくなっていったと、アフレコ直前までの様子を紹介した。また、山像さんも台本を持つ手が震えて紙のノイズが出てしまい録直しになったという。 朴さんはラジオ番組『腐りかけ!』で楽しく共演する関智一さんが、この作品では真剣な恋の相手役になっており、そうしたギャップも楽しんでいる様子であった。 また山像さんは、出崎監督がテレビドラマ『ER』のファンで、山像さんがそのなかで吹替えているスーザン役のイメージを念頭においてアドバイスをした様子を紹介した。また、山像さんによれば、出崎監督の言葉は、「ぴったりと張りつくセリフ、女性の勘所を捉えたもの」という。言葉と演技が嵌まったところも今回の作品の見所になりそうだ。 最後は舞台の上で2人の掛け合いシーンのアフレコ姿を再現するファンサービスで、会場が大きく盛り上がった。 このほかにも、主題歌を担当するアーティストBECCAのビデオレターの紹介や、一番うまくヴァイオレットを着こなしたベストドレッサーの発表なども盛り沢山の企画の完成披露試写会であった。ウルトラヴァイオレット:コード044 公式サイト/http://uvcode044.jp/(*1)出崎監督のサキは本来は(たちさき)(*2)朴王路美さんのロの字は本来は王編に路
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