「狼と香辛料」OPテーマにも 清浦夏実「旅の途中」を語る | アニメ!アニメ!

「狼と香辛料」OPテーマにも 清浦夏実「旅の途中」を語る

 1月8日からテレビ放送を開始したテレビアニメ『狼と香辛料』は、剣も魔法も登場しない独特の世界感を持つファンタジーアニメとして多くのファンの支持を集める。原作は電撃文庫から刊行されている支倉凍砂の大ヒットライトノベルだ。
 物語は主人公行商人ロレンスと

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natsumi_jack.jpg 1月8日からテレビ放送を開始したテレビアニメ『狼と香辛料』は、剣も魔法も登場しない独特の世界感を持つファンタジーアニメとして多くのファンの支持を集める。原作は電撃文庫から刊行されている支倉凍砂の大ヒットライトノベルだ。
 物語は主人公行商人ロレンスと狼の耳と尻尾もつヒロインの少女ホロが、旅の中で出会う様々な事件を中心に描かれる。
 
 旅を続ける物語『狼と香辛料』の世界観をまさに表現するのが、オープニング曲「旅の途中」である。そのタイトル通りに、旅を続けるロレンスとホロの二人の想いがリンクし、浮かんでくる名曲である。
 この「旅の途中」を歌うのが清浦夏実だ。『美少女戦士セーラームーン』や『カードキャプターさくら』が好きだったという清浦夏実は、何と17歳の現役女子高生である。
 17歳ながらシングルCDはテレビアニメ『スケッチブック 〜full color's〜』のオープニング曲「風さがし」に次ぐ、2ndシングルとなる。「旅の途中」は好評だった前作に続き、2月6日(水)にリリースされる。

 そして、2ndシングル発売に合わせて「旅の途中」と『狼と香辛料』を語った清浦夏実の公式インタビューがリリースされたので、紹介をしたい。

清浦夏実公式ブログ /http://n-kiyoura.jugem.jp/
「狼と香辛料」オフィシャルHP /http://www.spicy-wolf.com/

《清浦夏実 オフィシャルインタビュー》

清浦夏実が語る、2ndシングル『旅の途中』について。。

-清浦さんは、最初に歌の話が来たとき、どんな気持ちでした??
清浦
「CDを出せるんだ」と、素直にそう思いました。わたし、デビュー以来ずっと役者中心の活動を続けてましたから、「唄う機会はないかも」と勝手に思い込んでいたんですね。だからこそお話をいただいたときは、本当に嬉しかったんです。
レコーディングにはオケ録りから立ち会いました。自分の名前で唄う以上、すべての行程をしっかり観たかったし、知っておきたかったんです。
実際にレコーディング風景を目の当たりにすることによって、「自分の楽曲ができあがってくんだ」という実感を強く持てたのは、嬉しいことでした。

2ndシングル『旅の途中』に込めた、清浦夏実の想い。。。

-2月6日に発売となる2ndシングル『旅の途中』。この楽曲は、アニメ「狼と香辛料」のオープニング歌として流れています。最初に、楽曲を聴いたときの印象から聴かせてください。
清浦
初めて吉良知彦さんの手がけた楽曲を聴いたとき、「ドラマチックな、でも民族音楽っぽい要素を持った曲だな」と思いました。
レコーディング段階では「狼と香辛料」に対する知識はそんなになかったので正直、「何処まで想いを汲み取って唄えるか」という心配はあったんですけど。楽曲を聴いてるうち、自然と頭の中に「果てしなく続く青空の下、バーッと遠くまで広がっていく麦畑の風景」が浮かんできました。

そんな美しい田園な風景の中を、主人公たちが旅を続けていく。「その姿を第三者的な視点で見つめながら語りかけるよう」な気持ちで、この『旅の途中』を唄いました。
唄い終わったあとに原作本を読んだときにも、「あ~、あの歌詞のこの部分に、このシーンの想いを書いてたんだ」と、物語の内容と感情が繋がったり。オープニングの映像と歌が重なりあったときも、お互いがピッタリ寄り添っていたから安心しました(笑)。

-歌詞に対する印象や、好きなフレーズがあったら、それも教えてください。
清浦
原作本の中には、つらい旅の風景も出てきますけど。小峰さんの歌詞には、「旅って、けっしてつらいものではなく、楽しい未来が待ってるものなんだよ」という想いが綴られていたんですね。
わたしもその気持ちにすごく共感を覚えていたよう、「この旅の先には素敵なゴールが待ってるはず。だから、希望を持って前に進んでいこう」という想いを胸に歌いました。

      spicewolf.jpg
       (C)支倉凍砂・メディアワークス/「狼と香辛料」製作委員会

アニメ「狼と香辛料」に寄せて・・・

-アニメ「狼と香辛料」を観ての感想も,ぜひ聴かせてください。
清浦
狼少女のホロと行商人ロレンスの会話の駆け引きは、ホント面白いですね。あと、ホロの心の内側が見えてきたときにも、共感を覚えました。

-『旅の途中』の中には、物語とリンクした想いもいろいろ入ってますしね。
清浦
そうなんです。原作本を読んでる方ならとくに。読んでない方でも、物語が進むごと「狼と香辛料」の世界観と歌がリンクしていくから、聴いてて楽しくなると思います。

-あらためて、『旅の途中』の魅力を語ってもらえますか?
清浦
この曲は、とても希望を持った歌。空から光射してくようなイメージを持ちながら聴いてもらえたら、嬉しいですね。
きっと、聴いた人の背中を押してく歌であり。「狼と香辛料」という作品の、良いスパイスにもなっていくと思います。またC/Wに収録した『約束のうた』も、「狼と香辛料」の挿入歌として、こちらも物語とリンクした歌になっています。もちろん一粒(1曲)ごとに、だいぶスパイスも効いてますから(笑)。

清浦夏実…じつは、アニメ好き!?

-小さい頃は、どんなアニメを観てました?
清浦
「美少女戦士セーラームーン」や「カードキャプターさくら」とか、大好きでしたし、今でもいろいろアニメは観ています。
『旅の途中』のレコーディングのときにも、作曲/編曲を手がけてくださった吉良知彦さんに、「わたしの好きな『十二国記』の曲調と『旅の途中』が似てて、大好きなんです」と言ったら、じつはテーマ曲などの作曲/編曲を手がけたのが吉良知彦さんだと、あとで知ったなんてこともありました(笑)。

-役者として活動している清浦さんだけに、声優への興味もありありですか?
清浦
やっぱり軸にあるのは役者なので、やってみたいですね。
一度、アフレコ現場を覗かせていただいたことがあるんですけど。演技は仕種や間などでカバーできる面もありますが、声優さんは声だけで、しかも、絵のタイミングに合わせて演じなきゃいけないですよね。すごく難しそうでしたけど、とても興味を持っています。

-最近、ブログも始めたそうですね。
清浦
今年1月からなんですけど、ブログをスタートさせました。お仕事の感想や裏話、わたしのプライベートまでスッポンポンな状態で書いていますので(笑)、清浦夏実のことを知りたい方は、ぜひチェックしてください。わたしの近況関係もいろいろお知らせしてくと思いますから。
[TEXT:長澤智典]

■CDリリース情報
2.6 リリース
清浦夏実 「旅の途中」
作詩: 小峰公子 作、編曲:吉良知彦 
VTCL-35013/1050円(tax in)
発売元: flying DOG/JVCエンタテインメント
《animeanime》
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