百獣王ゴライオン 20世紀フォックスで映画化 米ヴァラエティ誌(8/11) | アニメ!アニメ!

百獣王ゴライオン 20世紀フォックスで映画化 米ヴァラエティ誌(8/11)

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 かねてより噂になっていた日本アニメを基にした『ボルトロン:Voltron』がいよいよハリウッドの大作劇場映画になりそうだ。これは8月9日付で米国のハリウッド業界情報誌ヴァラエティがスクープしたものである。
 同誌によれば、ハリウッドのメジャースタジオ20世紀フォックスとプロデューサーのマーク・ゴードン氏は『ボルトロン 宇宙の守護者: Voltron: Defender of the Universe』の実写版製作の契約最終段階にあるとしている。
 制作はリージェンシーエンタプイズグループのニュー・リージェンシー・プロダクションが行ない、脚本はコミックものの映画化に経験が豊かなジャスティン・マークス氏が担当する。リージェンシーはこれまで『Mr.&Mrs. スミス』などのヒット作がある。

 実写映画化される『ボルトロン』の作品名は日本人には馴染みが薄いが、もともとは日本の複数のロボットアニメを再編集して1980年代に米国で放映されたものである。
 前半は主に『百獣王ゴライオン』、後半は『機甲艦隊 ダイラガーXV』から構成されている。これにさらに『未来ロボダルタニアス』の映像も取り込まれている。こうした複雑な編集は米国の放映に都合の悪い部分をカットして、テレビシリーズとして必要な長さを確保するために考えられたものである。
 他にも当時は、『宇宙海賊キャプテンハーロック』と『1000年女王』をつなぎ合わせた作品なども放映されている。

 こうしたやや歪で誰もが知っているわけでない作品の実写映画大作化は、米国では7月4日に公開された『トランスフォーマー』の大ヒットによって後押しされたことは間違いないだろう。
 日本の玩具と日本製のアニメを基とする『トランスフォーマー』の空前のヒットが、20世紀フォックスの関心を惹いた。一般的な視線から観てもややイージーな企画だが、巨額な資金を投じる映画会社にとっては、むしろありがちなリスク回避の手段ともいえる。

 一方、同時期に米国で放映された『超時空要塞マクロス』、『超時空騎団サザンクロス』、『機甲創世記モスピーダ』を編集して放映された『ロボテック』も、米国のオリジナル続編『ロボテック 影の年代記』が昨年制作されている。
 こちらはアニメーション映画で『トランスフォーマー』や『ボルトロン』に較べると小規模な企画である。しかし、DVD販売は好調で、発売元のファニメーションに大きな利益をもたらしている。またビジネスが好調なことから、さらなる続編の製作も進んでいる。

 『ボルトロン』のオリジナル作品も、アニメDVDの売上高は好調である。昨年米国のアニメ流通会社メディアブラスターは、放送から20数年ぶりに『ボルトロン』のDVDを販売した。このDVDの売上は非常に好調で、数多くのアニメ作品を発売してきたメディアブラスターのなかで過去最大のヒット作となった。
 一般に、米国のアニメファンの間には、ロボットアニメは人気がないとされている。実際に日本でヒットしたものの、米国では大きな成果を残せなかったアニメも数が多い。
 しかし、突然沸いた米国の旧作ロボットアニメブームは、米国人もまたアプローチのやりかた次第ではロボットアニメに関心を持つことを示している。

ヴァラエティ /http://www.variety.com/ /'Voltron' gets bigscreen go

ボルトロン公式サイト(アニメ・米国) /http://www.voltron.com/
フォックス・ジャパン /http://www.foxjapan.com/
ニューリージェンシー /http://www.newregency.com/ 
《animeanime》
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