ポケモン映画10周年 あまりにもかっこよすぎるダークライ | アニメ!アニメ!

ポケモン映画10周年 あまりにもかっこよすぎるダークライ

レビュー 実写

byミルミル

 7月14日 ポケモン映画10周年となる「ディアルガVSパルキアVSダークライ」が封切られた。
 いち早くダークライが欲しかったミルミル、朝一番有楽町の映画館に出動、朝8時半というのに場内は満席、入れない家族が子供をなだめる姿さえあった。

 今回の映画の目玉は、何といってもスクリーンから、ニンテンドーDSのソフトに、「ダークライ」が配信されるということ。どの時点で配信されるのかと思ったら、随時行われていて、上映前でも、上映後でも(理論上は上映中も)受け取り可能であった。
 もう劇場内に入ると、子供たちの歓声でいっぱい。「来た! ダークライだ!」「うおー、すげー!」振り返ると、DSを見つめる子供たちの目が輝いている。今回のプロモーションは大成功だ、とその表情が語っていた。(ちなみにミルミルのダークライはせっかちな性格だった)。

 今回のポケモンはスペインを彷彿とさせるアラモスタウンが舞台。そして時空の彼方で戦いを始めたディアルガVSパルキアの影響が影を落とす。
 ディアルガもパルキアもいわばポケモンのボスキャラで、通常のポケモンとは違い人外の存在である。時間を支配するディアルガ、空間を支配するパルキア、その戦いの影響は天災のレベルで、人にはどうしようもない。

 しかしアラモスタウンのダークライは…

 今回の映画の主役、ダークライはまさにヒーローだった。
 その姿、能力から人に忌み嫌われたダークライは、しかし自分を受け入れてくれた少女(と、その子孫であるヒロイン)のため、神の名を持つポケモン2体に戦いを挑む。
 街を守っているにも関わらず誤解され、街の住民から攻撃を受け、にも関わらず、孤独な戦いを続けるダークライ。あまりにもかっこよすぎ!
 イメージはハリウッド映画の代表、バットマンとか、スパイダーマンに近い、といえばお分かりだろうか。
 神々の戦いの影響で、異次元に消滅しようとするアラモスタウン。そこに響き渡るオラシオンの音色…変形する時空の塔の美しいイメージ。

 ポケモンは子供向け映画であるので、ストーリー上のルールがある。
 それは完全な悪役が存在しないこと(野望を持つ人間は出てくるが、他者を苦しめて喜ぶタイプは出てこない。またポケモンも他のポケモンを支配し、傷つけることを喜ぶものはいない)。今回ディアルガとパルキアは戦うが、それは「出会うべきではなかった者が出会ったため」のアクシデントである、と冒頭、説明される。彼らは出会いがしらに戦い始めたが、それで世界を滅ぼそうとしたわけではない。
 それぞれのキャラは人もポケモンも、自分にできることを一生懸命行う。一方的に守られるだけ、ヒーローの活躍に期待するだけ、ではなく、それぞれできることをがんばっている。
 とはいえ、今回の主役、ダークライのかっこよさは突きぬけているのだが…
 ラスト、神々の戦いに巻き込まれて消滅したダークライを悼み、涙する登場人物たち、しかし、夕日映す山の斜面を見ると…この先は言うまい。
 
 今回、初日だったこともあり、舞台挨拶を見る機会にも恵まれた。
 湯山監督、10年連続参加の山寺宏一氏、ダークライの声をあて俳優石坂浩二氏を始め、そうそうたるメンバーが並び、ファンの喝采を浴びていた。
 しょこたんこと、中川翔子さんが「10年前、私は小学生で映画館でポケモンを見ていました。サトシといっしょに旅がしたい、ポケモンの住むあの世界に行ってみたいと願っていたのが、こういう形でかなって夢みたいです」と言うのを聞き、ああ、ポケモンは10年続いたのだな、と改めて10年の重みを感じたり。
 きっとこの先また10年続くのだろうけど、とりあえずラストに恒例の次回予告。
 チラッと出てきたあの姿はレジギガス、ということは…
 次回の舞台はキッサキ神殿? 
 
 オマケ情報:入場プレゼントはキラキラ光るダークライのポケモンカード! DSがなくてもダークライをゲットできる。忘れずに受け取ろう。

ポケモン映画公式サイト「ディアルガVSパルキアVSダークライ」
/http://www.pokemon-movie.jp/

著者の紹介 ミルミル
カードからドール、セル画、アンティークまで幅広い知識も持ち、日々コレションを続けている。また、おたく分野の株式投資を得意としており、著書「萌える株式投資」(ベストセラーズ)ほか、雑誌記事の掲載も多数ある。趣味で作る同人誌も人気が高い。

ミルミルのオタクな株式投資blog  /http://blog.livedoor.jp/mujinakko_2009/
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