「マッハGoGoGo」 北米企業がTVアニメの続編企画(6/20) | アニメ!アニメ!

「マッハGoGoGo」 北米企業がTVアニメの続編企画(6/20)

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 米国ハリウッド情報バラエティの6月20日の報道によると、カナダのエンタテインメント企業のライオンズゲート(Lions Gate)は、米国の大手子供チャンネル「ニック・トゥーン:Nicktoon」向けに『マッハGoGoGo』の続編を製作する企画を発表した。
 これは来年夏に実写版『マッハGoGoGo』である『Speed Racer』が劇場公開されるのに合わせたもので、テレビ放映も映画の公開と同時期を狙っている。

 しかし、バラエティによれば、作品は劇場映画とはつながりのないオリジナルのTVジリーズの続編となる。企画では旧作『マッハGoGoGo』の主人公の息子が主役となり、マッハ5ならぬマッハ6に乗り込むなどアイディアが考えられている。
 また、オリジナル作品は日本のタツノコプロダクションが製作を行っていたが、今回はニューヨークに拠点を構えるアニメーション制作会社アニメ・コレクティブ(Anime Collective)が制作を行なう。

 今回のアニメ製作の特徴は、日本のアニメの続編を米国の企業が独自に製作することにある。アニメ・コレクティブは、日本アニメスタイを大きく取り入れたTVアニメーション『カッパ・マイキー:Kappa Mikey』を制作した実績がある。『カッパ・マイキー』は米国の制作会社による初の「ANIME」を売りに、2006年にニック・トゥーンで放映され大きな人気を博している。
 今回の続編はこうした技術も生かして、日本のスタイルと米国のスタイルとの折衷したものになりそうだ。

 日本のアニメを基に独自の続編を作る企画は、2006年に米国のハーモニーゴールドが独自の『ロボテック』(『超時空要塞マクロス』、『超時空世紀サザンクロス』、『モスピーダ』の再編集番組)の続編映画『ロボテック:影の年代記』などの例があるがあまり一般的でない。
 それは日本のアニメの海外への販売の際には、放送権や商品化権といった個別のライセンスは販売されることが多いが、実写化映画化権以外でこうし翻案化権を売ることが少ないからである。

 しかし、日本のアニメ作品が海外で人気が出れば出るほど、今後は海外での独自の続編や外伝といった企画案が増える可能性が高い。その際には、これまでの日本人のテーストから離れてしまうこともあるだろう。『Speed Racer』の劇場映画化と伴に浮上した、日本のオリジナルコンテンツの海外での新しい利用形態である。
 日本アニメスタイルのアニメーション制作の増加と伴に、今後の日本のアニメの動向を見るうえでは興味深い試みである。

/ヴァラエティ  /'Speed Racer' cruises to Nicktoons

Lions Gate /http://www.lionsgate.com/
『Speed Racer』公式サイト  /http://www.speedracer.com/
《animeanime》
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