06年星雲賞に「サマー/タイム/トラベラー」など(7/11) | アニメ!アニメ!

06年星雲賞に「サマー/タイム/トラベラー」など(7/11)

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 日本SF大会は7月8日から9日まで宮城県松島町で開催された第45回日本SF大会「みちのくSF祭ずんこん」において、2006年の星雲賞を大会参加者の投票で選出した。星雲賞は国内外のSFを長編、短編に分けるほか、映像作品を中心としたメディア部門やコミック部門など9部門から構成されている。

 このうち賞の目玉というべき日本長編SF部門では、ライトノベルで数々の人気作品を執筆している新城カズマ氏が『サマー/タイム/トラベラー』で受賞した。受賞作は必ずしもライトノベルトは言えないが、近年のSF界におけるライトノベルの躍進を象徴する受賞である。
 海外の長編SF部門は、オーストラリアの作家グレッグ・イーガン氏の『ディアスポラ』が選ばれている。

 変わったところでは、コミック部門ではなくノンフィクション部門で受賞をした吾妻ひでお氏の『失踪日記』がある。『失踪日記』は、昨年来マンガ関連の主要な賞の総なめ状態にあるが、今回の星雲賞でまたあらたにタイトルを増やした。
 そのコミック部門の受賞は岡野玲子氏の『陰陽師』が選ばれた。『陰陽師』は以前から評価が高い作品だが、昨年の連載終了によってこの賞を獲得した。

 毎年アニメ作品が数多く参考作品に挙げられるメディア部門では、アニメ作品から『創聖のアクエリオン』『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX 2nd GIG』『魔法少女リリカルなのはA's』『ぱにぽにだっしゅ!』などの名前が挙がっていた。
 しかし、結局受賞は、スーパー戦隊シリーズの『特捜戦隊デカレンジャー』となった。長い星雲賞の歴史のなかでスーパー戦隊シリーズが星雲賞を獲得する初のケースとなっている。
 また、アート部門では『青の6号』のキャラクターデザインや『LAST EXILE』のキャラクター原案などで、アニメファンにも馴染みの深い村田連爾氏が選ばれている。

 来年の日本SF大会は、横浜で開催される世界SF大会Nippon2007と共催となる予定である。このため星雲賞もNippon2007のなかで発表されると予想される。

受賞作
 日本長編: 『サマー/タイム/トラベラー』新城カズマ
 日本短編: 『漂った男』小川一水
 海外長編: 『ディアスポラ』グレッグ・イーガン/山岸真訳
 海外短編: 『人類戦線』ケン・マクラウド/嶋田洋一
 メディア:  『特捜戦隊デカレンジャー』東映
 コミック:  『陰陽師』岡野玲子/夢枕獏(原作)
 アート:   村田連爾
 ノンフィクション:『失踪日記』吾妻ひでお
 自由:MUSES-C「はやぶさ」サンプルリターンミッションにおけるイトカワ着陸
  宇宙航空研究開発機構

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