アニメ作品目白押し Tokyo Project Gathering①(10/27) | アニメ!アニメ!

アニメ作品目白押し Tokyo Project Gathering①(10/27)

イベント・レポート

 東京国際映画祭の関連企画として映像産業機構が中心となり開催した「Tokyo Project Gathering」(TPG)は、作品の制作者が事業パートナーを求めて自らの企画をプレゼンテーションする。本年の映画祭より始まった全く新しい試みである。
 会場には100人を大きく越えるバイヤー、プロデューサー、投資家が集まり、出品作品を評価した。欧米、アジアなど国外からの参加者もかなり見られた。
 しかし、通常の講演会やセミナーで見られる和気あいあいとした雰囲気はほとんど感じられなかった。プレゼンテーションは厳しいビジネスの目に晒されているという感じで、作品を紹介するプレゼンテーターも緊張しているかたが多かったように感じる。
 また、プレゼンテーション後の評価もそうした雰囲気の中では読み取ることが出来ず、出品した作品に参加者がどのような判断を下したのかはあまり判らなかった。今回は、あくまでもプレゼンテーションのみ、実際のビジネスの舞台はこの後の個別取引の場で行なわ、その中で実際の取引の成果も現れて来るのだろう。

 最も驚かされたのは、プレゼンテーションに出品された6作品のうち4作品がアニメ作品、2作品がCGアニメーションを大幅に取り入れたアニメーションと大きく関わりのあるものだったことだ。海外に日本の映像作品を発信しようとした時に、日本のアニメーションの持つ力はやはり群を抜いて大きいと言えるのだろう。

エルの乱/鏖殺(オウサツ)の島
 深作健太監督、押井守脚本のこの作品は、おそらく今回のプレゼンテーションの目玉である。それは、今回の出品作品の中で唯一質疑応答の時間が設けられたことからも判る。実際の注目度の高さに加えて、深作監督が製作費は『バトルロワイヤル2』(製作費7億円)を越える規模を目指したいと述べているように、ビジネス規模も最大になりそうだ。
 発表された物語は、深作氏が大阪・西成地区で実際にあった暴動事件にインスピレーションを受けたアイディアを、押井氏が近未来に設定を書き換えた脚本を与えることで生まれた。
 近未来に東京湾に作られた難民地区の暴動や制圧側として登場する武装警察などには、これまでの押井守の世界観が強く現れていた。物語のコンセプトに押井氏の影響が強く出ているようだ。映像や説明から受けたイメージは『人狼』+『攻殻機動隊Stand Alone Complex』+『バトルロワイヤル』である。

ストレイト・ジャケット
 『ストレイト・ジャケット』は、榊一郎原作のライトノベルズ。日本では珍しいクリエーター、アーティストの原著作権管理会社のTOエンタテイメントが手掛ける。魔法と工業が同居するサイバーパンクな世界のアニメ化であるという。典型的なファンタジーアニメの世界であった。
/TOエンターテイメント 

青狼記
 大規模なアニメファンドを利用して『北斗の拳』のアニメ化を手掛けるノース・スターズ・ピクチャーズの別企画『青狼記』は、パートナー探しに異なったビジネスモデルが採用される。こちらもファンタジー作品であるが、アドベンチャーな部分がより強調されている。中国風な世界は『三国志』や『十二国記』を連想させた。
 原作と制作会社以外はオープンな状態であるとし、積極的にビジネスパートナーを募集していた。
/ノース・スターズ・ピクチャーズ 

/Tokyo Project Gathering 
                     
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《animeanime》
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