5月11日に講談社は毎年自社発行の雑誌に連載されている漫画から優れた作品を選出する第29回講談社漫画賞が発表されている。作品は児童部門、少年部門、少女部門、一般部門に分かれており以下の作品が受賞した。審査員は、内館牧子・軽部潤子・きうちかずひろ・さだやす圭・七三太朗・弘兼憲史・深見じゅん各氏7人であった。 講談社漫画賞は、講談社系の雑誌から選ばれる賞として高く評価されている。一方、講談社と共に出版界を2分する小学館は独自の『小学館漫画賞』を設けている。小学館グループからの受賞が主体だが、昨年はスクウェア・エニックスから出版されている荒川弘氏の『鋼の錬金術師』も受賞している。こちらはより幅広い作品のための賞に変革中であるといえるだろう。第29回講談社漫画賞児童部門:『シュガシュガルーン』: 安野モヨコ (なかよし)少年部門:『capeta』 曽田正人 (月刊少年マガジン)少女部門:『おいピータン!!』 伊藤理佐 (Kiss) 『恋文日和』 ジョージ朝倉 (別冊フレンド)一般部門:『ドラゴン桜』 三田紀房 (モーニング) また、同じく11日に日本漫画協会が毎年幅広い漫画出版から受賞作品を選出する第34回日本漫画協会賞の受賞者も発表されている。受賞作品は大賞に森田拳次氏『私の八月十五日』と吾妻ひでお氏『失踪日記』に決まった。他の受賞作品は下記の通りである。 日本漫画協会賞は、プロ・アマ・国籍・年齢・性別・ジャンルを問わない幅広い作品の中から作品を前年の1月から12月に制作もしくは発表された作品から選ばれる。これまで大賞には『アンパン』、『マンガ日本経済入門』、『風の谷のナウシカ』、『ゴルゴ13』などが受賞をしている。日本漫画協会賞大賞 『私の八月十五日』 森田拳次 『失踪日記』 吾妻ひでお特別賞 『まんがマン復刻版』 大坂ときを 『画業半世紀一峰大二大全集』 一峰大二 『漫画で描く日本の祭り』 平野勲文部科学大臣賞 藤子不二雄(A) /講談社漫画賞 /小学館漫画賞 /日本漫画協会
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