米国ロサンゼルスの日刊紙L.A Daily Newsの12月1日の記事『Animation museum still alive(アニメーション美術館はいまだ健在)』よるとロサンゼル市とアニメ関係者とで間で新しいアニメーション美術館の建設を巡りつばぜり合いが続いているという。アニメーション美術館は市の再開発委員会からロサンゼル市バーバンクにあるスペースと建物を与えられているが、改築などの費用に1800万ドル(約18億3000万円)がかかるとされている。関係者はこの必要な資金の確保のため6ヶ月間の期間を与えられ募金を呼びかけた。しかし、市の開発担当者は現時点で、募金は必要金額に達していないと述べている。一方、 アニメ関係者は募金期間の延長による目標額の達成に自信を見せている。市長は夢ばかりのプランで募金期間の延長には否定的だとこの記事は伝えている。 調べてみるとアニメーションの本場といえるロサンゼルスにアニメーションに特化した美術館はないだけでなく、米国全体でも包括的にアニメーションを扱った美術館は存在しない。それだけに、実現すれば非常に意義のある美術館になるであろう。 また、商業アニメーションの発祥の地ハリウッドに相応しい施設でもある。しかし、大規模なテーマパークは存在し得ても、こうした地道な施設にはあまり脚光が当らないのはどこの国も同じようだ。