『現代日本のアニメ』:書評

レビュー 書評

「日本のアニメーションについて真に注目すべきは、単にビジュアル面の表現方法が印象的であるだけでなく、そのストーリー性である。」
 本屋に寄ったらなかなか面白い本をみつけた。
 『現代日本のアニメ』という米国人によるアニメ論なのだが、なかなかいい線のいっている内容である。著者のm職はテキサス大学の教授で日本文学論らしいのだが、日本人の著作でもないぐらいの本格的なアニメ論になっている。欧米メディアにありがちな、アニメを見下げたとか文化侵略といったものでなく、論点の核心をついた話が多い。2600円はちょっと高いがそのくらいの価値はあるだろう。

 しかし、取り上げられた作品が『AKIRA』や『ジブリ』から始まって、『うる星やつら』、『キュティーハニー』、『ガイバー』、『うろつき童子』などなどその量と幅の広さにびっくり!
 彼女、確実に僕よりアニメを見ている。内容は、あまりにも盛りだくさんなので詳しくは説明出来ないが、終末論、セクシュアリティーなどなどである。最初に引用した言葉につきる。日本アニメのストーリー性とそのストーリーの意味すること。興味あれば一読をお勧めします。
《animeanime》

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