「Dr.STONE 龍水」小林裕介、鈴木崚汰が演じたことで“龍水像”が変化【インタビュー】 | アニメ!アニメ!

「Dr.STONE 龍水」小林裕介、鈴木崚汰が演じたことで“龍水像”が変化【インタビュー】

アニメ『Dr.STONE』のテレビスペシャル『Dr.STONE 龍水』より、主人公・石神千空役の小林裕介さんと、新キャラ・龍水役の鈴木崚汰さんのインタビューをお届け。

インタビュー
注目記事
小林裕介、鈴木崚汰
  • 小林裕介、鈴木崚汰
  • 小林裕介、鈴木崚汰
  • 小林裕介、鈴木崚汰
  • 小林裕介、鈴木崚汰
  • 小林裕介
  • 小林裕介
  • 小林裕介
  • 鈴木崚汰
アニメ『Dr.STONE』のテレビスペシャル『Dr.STONE 龍水』が、TOKYO MX、BS11にて2022年7月10日19時~放送される。

『Dr.STONE』は、稲垣理一郎とBoichiが「週刊少年ジャンプ」で連載したマンガを原作とする、全人類が石化した世界を舞台に繰り広げられる冒険譚。原作は「次にくるマンガ大賞 2018」のコミックス部門2位や、「小学館漫画賞」の少年向け部門を受賞した話題作。新キャラクター・七海龍水も登場するテレビスペシャル『Dr.STONE 龍水』では、TVアニメ第2期「STONE WARS」の続きにあたる原作エピソードが描かれ、いよいよ石化光線の謎に千空たちが迫っていく。

アニメ!アニメ!では、主人公・石神千空役の小林裕介さん、新キャラ・龍水役の鈴木崚汰さんにインタビューを実施。人気作への途中参加、さらに人気キャラを演じることとなった鈴木さんの思い。また、鈴木さんが演じたことによって変化した、小林さんの中の“龍水像”。さらに、第3期への期待高まるコメントもたっぷりお聞きした。

[取材・文:米田果織]



小林裕介、鈴木崚汰が演じる事で龍水への印象が変化


――『Dr.STONE』ファン待望の続編の放送決定。小林さんのもとには喜びの声がたくさん届いたのではないでしょうか。

小林:本当にたくさんの方から喜びの声をいただきました! 続編決定についてもですが、やはり龍水が登場することへのコメントが多くて。僕も発表ギリギリまでキャストを教えてもらえなかったので、ファンの皆さんはもっと気になっていたと思います。そして、満を持しての鈴木くんの発表…。「どんな龍水になるんだろう」とドキドキしていましたが、アフレコで実際に演じられているのを見て感動しました。それくらい仕上がっていたので、「心強い仲間ができたな」と感じましたね。





――鈴木さんは、人気作への途中参加、さらに人気キャラクターを演じることにプレッシャーは感じませんでしたか?

鈴木:プレッシャーよりも、ワクワク感の方が大きかったです。人気作をより盛り上げる“爆発力”になれればいいなと。「ブーストをかましてやろう!」という思いで参加しました。

――原作や台本を読んで、龍水をどのようなキャラクターだと捉えましたか?

鈴木:龍水は家庭が裕福なので、道楽息子というか…ワガママな子供っぽい部分が先行しがち。しかし、色んなことを経験できたからこそのスケールの大きさを持ち合わせていて、目標をやり遂げるプロセス、それに至る下準備もしっかりする、“欲望に対する努力家”な一面があると僕は感じました。また、それぞれの能力をしっかり見極めて采配、評価したり、「女性はみんな美女だ」という紳士的な部分もあったり、すごくステキなキャラクターだと思いましたね。





――小林さんは、龍水役に鈴木さんが決まってのお気持ちは?

小林:最初は配役を教えられないまま、PVを見せてもらったんです。その時は誰の声かわからなくて、「この良い声の正体は誰なんだ!」と思った後に鈴木くんの名前が出てきて。これまでも何度か共演したことがあり、「若いのに落ち着いた芝居をする方だな」という印象を持っていたので、すごく安心したことを覚えています。また、キャラクター同士が掛け合いするのはこれが初めてなので、アフレコが楽しみにもなりました。

鈴木:作品で一緒になることはあるけど、掛け合いは今までなかったんですよね。

――実際に鈴木さんが演じているのを見て、もともと抱いていた龍水の印象に変化があれば教えてください。

小林:龍水は大胆不敵で、少し高圧的な俺様属性が強いキャラクター。原作を読んでそんな印象を持っていたので、アニメでもセリフ1つ1つを威圧的に大きく演出すると思っていました。しかし、鈴木くんの龍水はすごく“柔軟”で、年齢に見合った等身大となっていたんです。

――例えばどんなところが?

小林:一番印象的だったのは、石化から解けて洋服を差し出された時のシーン。「とりあえず服を着なさい」と言われた龍水は、「おお」と少し照れながら答えたんです。僕の中の龍水は、恥ずかしがらず、むしろ堂々と見せつけると思うのですが、鈴木くんの龍水は僕がイメージするものからはみ出したキャラクターになっていたんですよね。

悔しいのが、決めセリフもすごくサラッとキメているんですよね~。最初に出てくる見せ場なので、ビシッと声高らかに披露するのかと思ったら、サラ~っと流れるように言っていて。確かに「普段から言い慣れている言葉だから、そうなるよな」と。わざわざ協調しなくても良いと言われた気がして、恥ずかしくなりましたもん。1期を振り返って「唆るぜ、これは」をすごく張りきって言っちゃってたなって(笑)。





――鈴木さんは、そんな“龍水像”を事前に作って演じたのですか?

鈴木:あまり作り込んでいった記憶がないので、自然に出たものなんだと思います。龍水もまだ若いので、若さゆえの照れが出るだろうなと…。それよりも、あの「はっはー!!」という独特な笑い方をどうするかはすごく悩みました。常に一定なのか、状況に合わせて変えるのか。意識して演じましたね。





――監督からのディレクションなどはあったのでしょうか?

鈴木:キャラクター性についてのディレクションはありませんでした。ただ、とあるシーンで自分の感情を素直に龍水のセリフに乗せたら、「龍水は沢山経験があって既に知っているから、自分が楽しんじゃいけないよね」と言われて。周りの人たちに「どうだ! すげえだろ!」と教えてあげるような表現に意識を変えました。

小林:僕は、千空が口笛を吹くシーン。台本を読んだ時に、そもそも「千空って口笛を吹くキャラか?」と思ったのですが、とりあえずテストで吹いて見せたら「あ、やっぱり千空の口笛いらないわ」と言われました(笑)。

鈴木崚汰が加わって『Dr.STONE』に起こった“化学変化”は…


――ネタバレにならない程度に、本編のお気に入りのシーンを教えてください。

小林:杠(ゆずりは)が作った服でプチファッションショーをするシーンがあるのですが、ナレーションを“とあるキャラクター”が担当しています。最初は慎ましいキレイなファッションショーを演出していたのですが、スタッフさんから「もっと激しく。DJっぽく言っていいよ。音楽ガンガン鳴るシーンにするから」と言われていて(笑)。まだ完成形を見れていないので、どんな演出が付くのか僕もすごく楽しみなんです。

鈴木:僕は、クロムのあくなき探求心を感じたシーン。1期2期を通して千空たちと長い時間を過ごしてきて、知らないことをたくさん知ったのに、それでもまだ色んなことを知りたいと思っている。その熱意に感動しました。



――ズバリ、鈴木さんが加わったことで、アフレコ現場に起こった“化学反応”は?

小林:う~ん…(長考して)…ないです!

鈴木:え!?

小林:僕だけが別ブース、みんなの会話が聞こえなかったんですよ。(鈴木さんに)あっちのブースでは何話してたの?

鈴木:僕が短パンを穿いていたら、色んな方から「寒くない?」と言われたので「皆さんはどのタイミングで短パンを穿きますか?」とか話していました(笑)。河西健吾さん(あさぎりゲン役)は夏に穿くみたいで、佐藤元くん(クロム役)は最近あんまり穿いてないって話してました。

小林:楽しそう、いいな~。僕は一人黙々と台本を読んでいました。休憩時間に外に出たら、みんな筋トレやってるメンバーで…ほぼ筋肉の話をしてたよね(笑)? それで、今後ロケがあったら鈴木くんが海パンで砂地にダイブするところから始めましょうという話になって、「それまでに筋肉を仕上げておきますね」と言っていました(笑)。



――今の情勢が回復して、皆さんで海外ロケができると良いですね!

小林:僕はナレーションでいいです(笑)。

鈴木:え!? 主役が来ないとダメじゃないですか!

――(笑)。最後に、放送を楽しみしている方へメッセージをお願いします。

小林:『Dr.STONE 龍水』では、出会い、クラフト、そして冒険があり、絆が結ばれる物語が展開します。それをたった1時間で成立させているので、とんでもない密度ですよね。さらに、これを見ることによって2023年放送予定の第3期への期待が高まると思います。是非この先のストーリーも楽しみにしていてください!

鈴木:このテレビスペシャルを見るだけで、龍水の人となりがわかります。これから海、さらに広い世界に飛び込んでいく中で、すごく重要なキャラクターになっていくので、そんな龍水が加わった科学王国チームがどうなっていくのか是非注目してください。



テレビスペシャル『Dr.STONE 龍水』

2022年7月10日(日) 60分テレビスペシャル放送・配信開始!

【放送情報】
TOKYO MX:7月10日(日)19:00~20:00
BS11:7月10日(日)19:00~20:00
KBS京都:7月11日(月)19:00~20:00
サンテレビ:7月12日(火)25:30~26:30
アニマックス:8月7日(日)20:00~21:00
※放送日時は予告なく変更となる可能性がございます。

【配信情報】
7月10日(日)20:00より 各種配信サービスにて国内配信開始!
※配信日時は予告なく変更となる可能性がございます。

<STAFF>
原作:稲垣理一郎・Boichi「Dr.STONE」(集英社 ジャンプ コミックス刊)
監督:松下周平 
シリーズ構成・脚本:木戸雄一郎 
キャラクターデザイン:岩佐裕子
デザインワークス:水村良男 
メインアニメーター:堀内博之 
美術設定:青木智由紀 
美術監督:吉原俊一郎 
色彩設計:中尾総子 
撮影監督:葛山剛士
編集:坂本久美子 
音響監督:明田川仁 
音楽:加藤達也・堤博明・YUKI KANESAKA
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
オープニングテーマ:BURNOUT SYNDROMES

<CAST>
石神千空:小林裕介 
七海龍水:鈴木崚汰 
大木大樹:古川慎 
小川杠:市ノ瀬加那 
コハク:沼倉愛美 
クロム:佐藤元 
金狼:前野智昭 
銀狼:村瀬歩 
ルリ:上田麗奈 
スイカ:高橋花林 
あさぎりゲン:河西健吾
カセキ:麦人 
西園寺羽京:小野賢章 
上井陽:中島ヨシキ 
ニッキー:種崎敦美 
マグマ:間宮康弘 
北東西南:日笠陽子 
獅子王未来:石見舞菜香 ほか


(C)米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会
《米田果織》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集