「シャーマンキング」20年の時を経て蘇る! 主人公・麻倉葉はどんなキャラ? ストーリーや声優もチェック | アニメ!アニメ!

「シャーマンキング」20年の時を経て蘇る! 主人公・麻倉葉はどんなキャラ? ストーリーや声優もチェック

完全新作TVアニメ『SHAMAN KING』が、いよいよ2021年4月1日(木)よりスタート。20年の時を経て、再びTVアニメとして私たちの前に帰ってきます!

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『SHAMAN KING』第2弾キービジュアル(C)武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.・テレビ東京
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  • 『シャーマンキング』キービジュアル(C)武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.・テレビ東京
  • 『シャーマンキング』場面カット(C)武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.・テレビ東京
  • 『シャーマンキング』場面カット(C)武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.・テレビ東京
  • ファウストVIII世(C)武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.・テレビ東京
  • 「SHAMAN KING」書影(C)武井宏之/講談社
完全新作TVアニメ『SHAMAN KING』が、いよいよ2021年4月1日(木)よりスタート。20年の時を経て、再びTVアニメとして私たちの前に帰ってきます!

2001年にも『シャーマンキング』としてTVアニメ化された本作は、武井宏之先生が描く同名コミックを原作としています。神や霊と交流できる「シャーマン」のひとりである麻倉葉が、森羅万象を司る星の王「シャーマンキング」を目指し、その座を争う場として500年に一度ひらかれる「シャーマンファイト」で戦いを繰り広げる物語。原作マンガは現在、新章『SHAMAN KING THE SUPER STAR』として「少年マガジンエッジ」にて連載中です。

再アニメ化が発表された際は、それはもうインターネット上がお祭り騒ぎに! 前アニメでは原作の途中までしか描かれていなかったのですが、今回はシリーズ最後まで描き切るということ、さらに20年前のキャストが続投する(※一部変更あり)ということもあって、Twitterのトレンドに関連ワードが浮上するなど大きな話題となりました。

「20年という月日が経っても、豪華キャスト陣のままで再びアニメが見られるなんて!」
作者も大喜びした1人です。

今回、そんな伝説的作品『SHAMAN KING』をより楽しんでもらうため、簡単な紹介記事を作成。20年ぶりにアニメを見るのを楽しみにしている方、以前も見ていたけどうろ覚えと言う方、さらには『シャーマンキング』を見たことがないという方もぜひチェックしてみてくださいね!

『シャーマンキング』キービジュアル(C)武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.・テレビ東京
TVアニメ『SHAMAN KING』キービジュアル(C)武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.・テレビ東京

■打ち切りから復活、集英社から講談社へ…長年愛される『シャーマンキング』の歴史を辿る


『シャーマンキング』とは、「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)において、1998年31号(1998年7月号)から2004年40号(2004年9月号)まで連載されたバトル漫画です。「マンキン」の愛称で親しまれていましたが、実は“打ち切り”という形で「ジャンプ」では終了に至っています。

当時、筆者は「ジャンプ」を待合室に置いているそろばん塾に通っており、『シャーマンキング』を読むためにこのそろばん塾を辞めずにいました。中学2年生の時に「ジャンプ」での連載が終了したのですが、最終回を暗算検定前に読んでしまい、心ここにあらずの状態で試験を受けて見事に落ちたことは今でも良い思い出です。

さらには、最終回後に武井先生が、アニメで恐山アンナ役を務めている林原めぐみさんのラジオ『林原めぐみのTokyo Boogie Night』に手紙を寄せ、そこで突然の連載終了をファンに謝罪しつつ、「いつかどこかで続きが書けることを願って」という熱い思いを告白。(※2004年9月19日放送回)
『マンキン』ファンは、おそらく涙なしでは聴けない回になっていたのではないでしょうか。今回記事を書くために当時録音していたMDを引っ張り出して来たのですが、大号泣してしまいました……。

そんな思いを繋げるように、2011年に「ジャンプ改」(集英社刊)で一度復活。主要キャラクターたちの過去を読み切りにして描かれていたのですが、同誌の休刊を持って連載も終了となっています。

「SHAMAN KING」書影(C)武井宏之/講談社
「SHAMAN KING」書影(C)武井宏之/講談社
そして2018年。なんと、掲載場所を講談社に移すことが発表に! 「少年マガジンエッジ」にて『SHAMAN KING 新章プロローグ』が掲載され、新章となる『SHAMAN KING THE SUPER STAR』が連載開始となったのでした。

■王道バトル作品なのに、ゆるさがクセになる!


なぜこんなに長く『シャーマンキング』が愛され続けているのか?
全盛期の「ジャンプ」を支えた作品なだけあり、王道の迫力あるバトルシーンはもちろん、カッコイイ技・武器は多くの少年の心をわしづかみ! その一方で、当時、熱血系主人公が主流だった「ジャンプ」では珍しく、ユル~い性格のいわゆる“脱力系主人公”を置いたのも人気の理由だったと感じます。

『シャーマンキング』場面カット(C)武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.・テレビ東京
麻倉葉・場面カット(C)武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.・テレビ東京
ここで簡単にストーリーをご紹介。
塾帰りの少年・小山田まん太が、墓場で幽霊と楽しげに会話する不思議な少年と出会ったことで物語が大きく動き出します。少年の名は、麻倉葉。霊と自在に交流し、その力を引き出す「シャーマン」で、先ほど説明した“脱力系主人公”です。葉は500年に一度行われるシャーマン同士の戦い「シャーマンファイト」に参加するために上京してきたそう。シャーマンファイトとは、それは全世界のシャーマンを統べる「シャーマンキング」を決める戦いのこと。葉と友人になったまん太は、彼を通じてさまざまなシャーマンたちと出会い、その戦いを目撃していくこととなります。

タイトルや用語でわかる通り、本作は宗教や神話がモチーフとなっており、その独特な世界観も魅力の1つ。キャラクターや技、武器など色々なものにその要素が含まれています。
シャーマンたちは「霊力」を使って戦うのですが、霊をシャーマンの肉体に憑依させる「憑依合体(ひょういがったい)」、霊を具現化させる「オーバーソウル」など、用語もめちゃくちゃカッコいいですよね。

■傍若無人・暴力ヒロインなど…キャラクター設定が斬新


主人公が当時では珍しい設定だったことを人気の理由として上述しましたが、それ以外のキャラクターもかなり斬新! 
まず、葉には恐山アンナという許嫁がいるのですが、ヒロインらしからぬ「傍若無人な性格で逆らう者には誰彼構わず暴力を振るう」という設定。“恐山”という名でわかるように、イタコです。このヒロイン像も当時はかなり珍しく、その強さに惹かれ、女性キャラクターにも関わらず女性ファンが多くいました。

『シャーマンキング』場面カット(C)武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.・テレビ東京
恐山アンナ・場面カット(C)武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.・テレビ東京
もう1人、筆者にトラウマを残した「ファウストVIII世」というキャラクターを紹介させてください。
ネクロマンサー(死者や霊を用いた術を使う者)なのですが、なんと自身の亡き妻・エリザを持ち霊(※シャーマンの専用の霊)としています。このエリザを蘇らせるためにシャーマンキングを目指しているのですが、もともとは医者でした。劇中、挑発のためにまん太を麻酔なしで解剖するシーンがあり、筆者は今でも思い出すだけでゾクゾクしてしまうほど。

ファウストVIII世(C)武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.・テレビ東京
ファウストVIII世(CV.子安武人)(C)武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.・テレビ東京
そんなシーンや、「シャーマン」「霊」「宗教」などの本作の要素だけを先に上げてしまったので、かなりおどろおどろしい作品を想像してしまうかもしれませんが、『シャーマンキング』は絵柄のポップさも多くの人を惹き付けた1つの要素だと感じています。
葉のゆるい性格を絵柄からも感じ取れるというのが、この作品を形作っている重要な核になっているのではないでしょうか。

■豪華声優陣が20年ぶりに集結!


そんなキャラクターたちを演じるのは、冒頭で述べた通り、20年前にも演じていた豪華声優陣。

主人公・麻倉葉役は日笠陽子さんに変わってしまいましたが、PVで声を聞いた感想としては「葉にピッタリ!」。発表後、Twitterには「ひよさんめちゃくちゃ素晴らしい役者さんだから、いい葉くんにしてくれるやろ」「佐藤ゆうこさんじゃないのは寂しいけど、日笠陽子さんの葉もいいぞ」「佐藤ゆうこさんの葉くんは永遠だし、日笠陽子さんの葉くんも絶対愛せる、なんなら2パターンで脳内再生できるようになってやる」「周りが続投メンバーというプレッシャーの中でメインを張るひよっちが“マンキンやってよかった”って思えるよう応援したい」などの声が上がりました。

その他、阿弥陀丸役・小西克幸さん、恐山アンナ役・林原めぐみさん、道蓮役・朴ロ美さん、ハオ役・高山みなみさんなど、主要キャラクターのキャスト陣は変わっていません。20年前でも「豪華だな~」と感じていたのに、今この錚々たるメンツが揃っているのを見ると、改めて放送が楽しみでなりません!


いよいよ本日より放送がスタートするTVアニメ『SHAMAN KING』。“完全新作TVアニメーション”と謳っているので、前作とどこが変わっているかにも注目したいですね。

◆放送情報
2021年4月1日(木)よりTV アニメ放送開始
テレビ東京系6局ネットにて毎週木曜夕方5時55分~
BS テレ東にて毎週木曜深夜0時30分~
AT-X にて毎週金曜夜8時30分~
(リピート放送:毎週火曜朝8時30分~/毎週木曜午後2時30分~)
※放送日時は変更となる場合がございます。

<スタッフ>
監督 :古田丈司
シリーズ構成 :米村正二
キャラクターデザイン :佐野聡彦
プロップデザイン :柴田ユウジ
美術監督 :木村仁哉
美術設定 :川口正明
色彩設計 :大塚奈津子
撮影監督 :川瀬輝之
編集 :坂本久美子
音楽 :林 ゆうき
音響監督 :三間雅文
音楽制作 :キングレコード
アニメーション制作 :ブリッジ

<キャスト>
麻倉 葉 :日笠陽子
阿弥陀丸 :小西克幸
小山田まん太 :犬山イヌコ
恐山アンナ :林原めぐみ
道 蓮 :朴 ロ美
馬孫 :高口公介
梅宮竜之介 :田中正彦
蜥蜴郎 :高木 渉
ホロホロ :うえだゆうじ
コロロ :中島 愛
ファウストVIII世 :子安武人
リゼルグ・ダイゼル :沢海陽子
チョコラブ・マクダネル :くまいもとこ
アイアンメイデン・ジャンヌ :堀江由衣
マルコ :中村悠一
玉村たまお :水樹奈々
ポンチ :宮園拓夢
コンチ :観世智顕
道 潤 :根谷美智子
李白竜 :櫻井トオル
ピリカ :日高里菜
シルバ :緑川 光
カリム :花輪英司
喪助 :森田成一
ハオ :高山みなみ

(C)武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.・テレビ東京
《米田果織》
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