いよいよクライマックスを迎えるTVアニメ「ウマ娘」2期!舞台になる"有馬記念"の成り立ちって知ってる?【特集】 | アニメ!アニメ!

いよいよクライマックスを迎えるTVアニメ「ウマ娘」2期!舞台になる"有馬記念"の成り立ちって知ってる?【特集】

TVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」第13話は、2021年3月29日よりTOKYO MX、BS11、関西テレビほかにて放送です。

ニュース
注目記事
いよいよクライマックスを迎えるTVアニメ「ウマ娘」2期!舞台になる
  • いよいよクライマックスを迎えるTVアニメ「ウマ娘」2期!舞台になる
  • いよいよクライマックスを迎えるTVアニメ「ウマ娘」2期!舞台になる
  • いよいよクライマックスを迎えるTVアニメ「ウマ娘」2期!舞台になる
  • いよいよクライマックスを迎えるTVアニメ「ウマ娘」2期!舞台になる

現在放送中のTVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」もいよいよクライマックスを迎えます。第13話(最終話)「夢をかける」で、トウカイテイオーが挑むのはGIレース・有馬記念。

最終話のモデルとなっているのは、1993年12月26日に行われた第38回有馬記念です。実際のレースでは1年ぶりの出走となる「トウカイテイオー」。対するのは「ビワハヤヒデ」「ナイスネイチャ」「マチカネタンホイザ」「ライスシャワー」「メジロパーマー」「ウイニングチケット」など、ウマ娘になっているメンバーだけでも錚々たるメンバーです。


今では日本の年末の風物詩となっている有馬記念。この大レースの設立に、ひとりの偉大な人物が関わっているのはご存知でしょうか。本稿では、アニメ最終話の舞台となる有馬記念の成り立ちや、そのドラマについて紹介していきます。なお、アニメのネタバレになる可能性もあるのでレースの結末は割愛しています。

異色の華族と呼ばれた男・有馬頼寧


この物語の主役になる人物は、有馬頼寧(ありまよりやす 1884-1957)氏。華族の長男として生まれ、東京帝国大学で教鞭を執る一方で、私財を投じて夜間学校を創設したり農民組合の創設に関わるなど精力的に活動し「異色の華族」と呼ばれた人物です。

有馬頼寧 | 近代日本人の肖像 - 国立国会図書館より画像引用

1924年には衆議院議員選挙に当選(その後貴族院へ)。政治家への道を歩みだし、自身が学業を修めていた農林関係の役職で尽力、1937年には近衛文麿内閣で農林大臣に就任しています。

1936年には西武鉄道と共同の形で職業野球球団「東京セネタース」を設立。"東京初のプロ野球専用球場"となる「上井草球場」をホームとしていた球団ですが、1943年に解散しています。また、日本卓球協会の前身である「日本卓球会」の総裁を務めるなど、スポーツへの造詣が深い人物であったことも知られています。

そんな有馬氏は、戦後の1955年に日本競馬協会の第二代理事長に就任します。「有馬記念」設立のドラマはここからはじまるのです。

有馬記念は競馬ファンの夢のレース!


日本競馬協会の初代理事長は安田伊左衛門氏。馬券販売の復活、日本ダービーをはじめとする5大クラシックレースの原型を作るなどの功績で「日本競馬の父」とも呼ばれた人物です。GIレース「安田記念」の名前は安田氏の名前に由来しています。その生涯を競馬に捧げた安田氏とは対照的に、二代目理事長の有馬氏は競馬とは無縁の生活を送っていました。

そんな有馬氏がまず行ったのが、当時すでに老朽化していた各競馬場への対応でした。有馬氏の尽力により公布された「日本中央競馬会の国庫納付金等の臨時特例に関する法律有馬特例法)」は、国庫納付免除される臨時競馬の開催と、収益金を競馬場の改装に使用できるという内容のもの。この有馬特例法により、日本競馬は近代化への道が開かれたと言われています。

そして、有馬氏のもう一つの歴史的偉業が「ファン投票で選ばれた出走馬によるレースの設立」です。これはプロ野球のオールスターからヒントを得たもので、1956年12月に中山競馬場で「中山グランプリ」の名前で実現しました。第一回中山グランプリは、とても盛況だったようです。

しかし、第一回中山グランプリからわずか17日後。有馬氏は肺炎により逝去してしまいます。有馬氏の通夜の席で、有力馬主たちから「中山グランプリを作り上げた功績を残すために有馬氏の名前をつけるべき」という意見が出され、1957年から有馬記念の名前を冠することになったのです。


有馬氏の就任期間は2年と短いものでした。しかし、有馬特例法やファン投票レース設立のほか、競馬中継放送の開始、競馬場の託児所や遊園地の設置など彼の残した功績は今でも数多く残されています。

年末の夢「有馬記念」はドラマの宝庫!


ここまで有馬頼寧氏という偉大な男の足跡を紹介してきました。彼によって設立された「有馬記念(中山グランプリ)」はこれまで65回開催され、さまざまなドラマを生んできました。

この項では、ウマ娘になっている競走馬たちによる伝説のレースを、JRA公式YouTubeチャンネルの映像とともに紹介していきます。繰り返しになりますが、アニメ最終回のモデルにもなっている第38回有馬記念の結果はここでは記述しません。

第30回有馬記念(1985年) 勝馬:シンボリルドルフ



シンボリルドルフの国内最終競争であり、七冠を達成したレース。このレースで有馬記念を連覇したシンボリルドルフは、翌年に正式に海外へ挑戦します。

第35回有馬記念(1990年)勝馬:オグリキャップ



競馬ブームの立役者として名高いオグリキャップが有終の美を飾ったレース。1990年後半に負けが続き、能力の衰えが囁かれる中で引退レースとして出走した有馬記念での見事な勝利でした。このレースは今でも“感動のラストラン”などの呼ばれ方で競馬ファンに語り継がれています。

第44回有馬記念(1999年) 勝馬:グラスワンダー



グラスワンダーが"わずか4センチ"の差を制して勝利したレース。ライバル馬・スペシャルウィークとほぼ同着でゴールし、写真判定でもなかなか結果が出ないようなギリギリの戦いでした。このレースでグラスワンダーは有馬記念2連覇を達成しています。

第45回有馬記念(2000年) 勝馬:テイエムオペラオー



テイエムオペラオーが無敗の重賞8連勝という偉業を成し遂げたレース。レース当日の朝に顔を怪我するアクシデントに見舞われる、レース中には他馬のマークで思うように動けないなどの状態から見事な勝利を収めました。

第53回有馬記念(2008年) 勝馬:ダイワスカーレット



ダイワスカーレットが37年ぶりに牝馬による有馬記念勝利となったレース。ダイワスカーレットはスタートからゴールまで先頭を譲ることがなく、華麗な逃げ切りで一番人気の実力を証明しました。

第57回有馬記念(2012年) 勝馬:ゴールドシップ



ゴールドシップが15頭を抜いて勝利したレース。ゲートで大きく出遅れたルーラーシップと共に最後方に付けていたゴールドシップが残り800メートル付近からペースを上げ、華麗にまくりきって栄冠を手にしました。

このほか「マヤノトップガン」「マンハッタンカフェ」「メジロパーマー」「イナリワン」「ナリタブライアン」「ゼンノロブロイ」「サトノダイヤモンド」「キタサンブラック」なども有馬記念勝利を記録しています。



門外漢から今の競馬界の礎を築いた"異色の華族"有馬頼寧氏の名を冠した有馬記念が舞台となる、TVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」第13話は、2021年3月29日よりTOKYO MX、BS11、関西テレビほかにて放送。詳細は公式サイトをご覧ください。



《Mr.Katoh》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集