「バンドリ!」伊藤美来、ハロハピ・こころ演じる“笑顔”の裏に秘めた覚悟【ガルパ4周年インタビュー】 | アニメ!アニメ!

「バンドリ!」伊藤美来、ハロハピ・こころ演じる“笑顔”の裏に秘めた覚悟【ガルパ4周年インタビュー】

2021年3月16日にリリース4周年を迎える『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』の連載インタビュー。第5弾となる今回は、「ハロー、ハッピーワールド!のボーカル・弦巻こころ役の伊藤美来さんに4年間の思い出や歌や演技のポイントなどをうかがった。

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    スマホ向けゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』(以下、ガルパ)が2021年3月16日にリリース4周年を迎える。アニメ!アニメ!では4周年記念企画としてガルパスタッフや声優にインタビューを実施。ガルパと歩んだ道のりや制作の裏側を振り返る。


今回は弦巻こころ役の伊藤美来さんにインタビュー。世界を笑顔にしようと活動するバンド「ハロー、ハッピーワールド!」(以下、ハロハピ)のボーカルを担当している。2021年2月10日からは待望のバンドストーリー3章が公開され、PVでこころが初めて見せた涙が話題を呼んだ。

「3章では、こころを演じる難しさを改めて感じた」と収録を振り返る伊藤さん。こころを演じて4年が経った今だからこそ、新たな一面が見えてきたという。「ハロハピみんなで叶えたい!」と願う夢や、歌や演技のポイントなどをうかがった。
[取材・文=ハシビロコ、撮影=小原聡太]

「あのこころが泣くなんて」と驚いた


――2021年3月でガルパがリリース4周年を迎えます。今の率直なお気持ちはいかがでしょうか。

伊藤:もう4年も経ったのか、とびっくりしています。長く続くコンテンツになればいいなと願ってはいましたが、これほどファンの皆さんから愛してもらえる作品になって嬉しいです。

ハロー、ハッピーワールド!

――2021年2月10日にはハロハピのバンドストーリー3章が実装されました。シナリオを読んだときの印象はいかがでしたか。

伊藤:1章や2章を経て、3章ではどんな成長が描かれるのか、私自身とても楽しみにしていましたが、まるで“ハロハピ劇場版”だなと思いました。壮大なストーリーで、こころとしてもキーになるシーンが多く「こんな風に思うようになったんだ」と感じました。

ハロハピのストーリーはツッコミどころ満載の内容が多いですが、バンドストーリー2章ではメンバー同士がぶつかるなど成長の過程も描かれました。だからこそ、3章ではまた違ったメンバーの一面を知ることができると思います。

――3章の告知PVでこころが涙を見せたこともファンの間では話題となっていました。


伊藤:私もあんなこころは初めて見ました! こころは常に笑顔で元気で明るいキャラクターですし、ネガティブな考えなど持たない子だと思っていたので、シナリオをもらったときにも「今回はこころが泣きます」と聞いて驚きました。
作中では悩んでしまうシーンもあり、改めてこころを演じる難しさを感じました。

――これまでは、こころをどう演じようと思っていたのでしょうか。

伊藤:ガルパが始まった当初は、大物感あふれるよう意識して演じていました。
こころは世間知らずなところもあるけど、周りを引っ張っていく不思議な力を持ったキャラクターで、しかも周りで何が起きていてもブレないんですよね。


こころはずっと、こころ自身の道を行くのだと思っていたのですが、それがリリースから4年経つうちに、だんだんと周りから影響を受けるなど少し変化が出てきました。
どのバンドのキャラクターも少しずつ成長していきますが、こころの場合は、だんだんと人間らしくなってきた印象ですね。演じるうえでも意識しています。

ちなみにガルパの収録でも、こころのように腕をバタバタさせながら演じています。ゲームの収録は座ったままでも行えるのですが、こころは立ってノイズが入らない程度に動きを付けた方が収録しやすくて。こころを演じるときは、いつもじっとしていられないんです。

言われる側の気持ちを考えて演じた


――こころはとてもポジティブな考えを持っていますが、伊藤さんはすぐに共感できたのでしょうか。

伊藤:ポジティブすぎるぶん、正直、共感するのは難しかったです……。明るくて元気なキャラクターはほかにもいますが、こころはまた別の世界にいる。個性が強く、いうなれば変わっている部分も大きいです。
だから普通の人では考えられないようなアイデアもたくさん思いつくのですが、最初は私も「この子は何を言っているんだ?」と思いました。

――では役作りは苦労されたのでしょうか。

伊藤:私自身、あれほど突き抜けたポジティブさはないので、キャラクターをつかむまではさまざまなことを考えたんですが、「こころにどう声をかけてもらったら相手が笑顔になれるのか」が大事だと気づいたんです。

こころは人を笑顔にすることが大好きです。彼女の言葉で、周りの人は何か大事なことに気付かされたり、忘れかけていたものを思い出したりしますが、あんまり説教がましく言われるのは嫌かもしれない。
むしろサラッと言われた方がグッとくるのではないかと、言われる側の気持ちを考えてみたら、すんなりと言葉が出てくるようになりました。


――こころを演じ始めて約4年が経ちます。ストーリーを知るうちに演じ方に影響を受けた部分はありますか。

伊藤:2章や3章の影響は大きかったです。こころが今まで感じえなかった気持ちを知り、「誰か」ではなくこのメンバーと一緒でなければダメなんだ、とハロハピの絆を再確認できる内容でした。
今までこころは誰に対しても同じテンションで話しているイメージがあったんです。人から何かを言われても、そもそもあまり聞いていないというか。でもメンバーとの心の距離感が変わっていくうちに、会話が少しずつ成立するようになってきました。

――ハロハピメンバーの声を初めて聴いたときの感想はいかがでしたか。

伊藤:美咲(CV:黒沢ともよ)の話し方が予想を超えていて驚きました(笑)。脱力系の美咲がこころと掛け合いをしたらどうなるのだろう、と思ったことを覚えています。

美咲との掛け合いは、最初はちぐはぐな会話劇に聞こえていたかもしれませんが、徐々になじんでいくように演じました。結局みんなハロハピの仲間なんだな、と思ってもらいたくて。きっと今聞くと、初見のときとはまた違った雰囲気になっていると思います。
キャストふくめみんな長年一緒に演じているからこそ、ハロハピならではの絆が強まったかもしれません。

――ガルパの収録は個別で行われますが、アニメ『バンドリ!』シリーズではハロハピメンバーと一緒に収録できたかと思います。アフレコの雰囲気はいかがでしたか。

伊藤:実は全員で収録できた機会がそれほど多くなくて……。私だけ別のスケジュールだったときもあったので、そんなときは「寂しいな」と思いながら収録していました。
でもハロハピメンバーを演じているキャストは以前から知っている人が多いので、友だちと一緒にいるような雰囲気です。アフレコ現場でも自然と隣に座っていましたし、ハロハピとしての安心感がありました。


→次のページ:おもちゃ箱のようなハロハピの曲
《ハシビロコ》

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