“おじさんの乙女心”がシュワキュン! 男性目線で語る、微炭酸ラブコメ「ホリミヤ」の魅力とは? | アニメ!アニメ!

“おじさんの乙女心”がシュワキュン! 男性目線で語る、微炭酸ラブコメ「ホリミヤ」の魅力とは?

現在放送中のTVアニメ『ホリミヤ』を“おじさん目線”で解説。おじさんまでシュワキュンさせてしまう魅力とは?

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『ホリミヤ』キービジュアル(C)HERO・萩原ダイスケ/SQUARE ENIX・「ホリミヤ」製作委員会
  • 『ホリミヤ』キービジュアル(C)HERO・萩原ダイスケ/SQUARE ENIX・「ホリミヤ」製作委員会
  • 『ホリミヤ』書影(C)HERO・萩原ダイスケ/SQUARE ENIX
  • 『ホリミヤ』宮村伊澄(声:内山昂輝)(C)HERO・萩原ダイスケ/SQUARE ENIX・「ホリミヤ」製作委員会
  • 『ホリミヤ』堀京子(声:戸松遥)(C)HERO・萩原ダイスケ/SQUARE ENIX・「ホリミヤ」製作委員会
  • 戸松遥
  • 内山昂輝さん
現在放送中のTVアニメ『ホリミヤ』が、いま若い女性だけでなく、私のような30代のおじさんを含めた男性アニメファンから熱烈な支持を受けていることを、みなさんはご存知でしょうか?

本作は、公式が自ら“超微炭酸系”と名乗っているように、高校生の恋愛を爽やかに描いた青春もの。そのアオハルな甘酸っぱさに、私のようなおじさんまでシュワキュンしちゃうんです!

ここでは、このアニメで青春時代を取り戻そうとしている元文系男子である私の視点から、『ホリミヤ』の魅力をご紹介します。
[文=曙ミネ]

■今話題の「ホリミヤ」とは?


『ホリミヤ』は、HERO(原作)・萩原ダイスケ(作画)による、「月刊Gファンタジー」で連載中のコミックです。シリーズの累計発行部数は600万部を突破しています。
現在、映画版やドラマ版も公開され、アニメファン以外の方も注目のコンテンツとなっています。

舞台は、現代の高校。クラス一のモテ女子である「堀さん」と、クラス一のネクラ男子である「宮村くん」が偶然出会ったことからはじまる、高校生たちの恋愛と友情を描いた青春ものです。

■もう一度、恋がしたくなる!おじさんの乙女心揺さぶる「堀さん」と「宮村くん」の関係


この作品でおじさんが一番シュワキュンするポイントは、堀さんがふいに見せる弱さとそれを受け止める宮村くんのカッコよさです。


宮村伊澄、堀京子
例えば第1話で、学校では隠してるけど、実はカッコいい宮村くんの姿を友達に見られた堀さんは、「私以外の人に、宮村のそういうカッコとか見て欲しくないな……」と宮村くんの前で呟くシーンがあります。
すると宮村くんは、「俺もそう思うよ。この時間(2人が素でいられる時間)は俺だけのものだって思うし」と、さらっとカッコいいセリフを言ってのけます。
こうした思ったことをズバッと照れずに言えるのが宮村くんの魅力!

また第4話では、堀さんが熱を出して学校を休んだとき、看病に来てくれた宮村くんに、「どこに行くのよ!? 」と泣きながら母親への気持ちをぶつけるシーンがあります。
すると宮村くんは、「どこにも行かないよ。俺なんかいらないって堀さんが言わない限り、俺はここにいるよ」と言って、堀さんの手を握りしめます。
ここは宮村くんのカッコよさもさることながら、完璧超人だったはずの堀さんが宮村くんに見せる弱さが胸キュンポイントです!

このように堀さんと宮村くんは、お互い相手にしか見せない強さや弱さを知って、その特別な秘密を共有することで、ますます信頼と恋心高めていくのです。
そんな2人の関係性におじさんはシュワキュンするのです!

■主演は戸松遥と内山昂輝


さらに、出演声優の演技にもドキドキすること間違いなし。

まず、堀さんこと堀京子を演じるのは、戸松遥さん。


『ソードアート・オンライン』シリーズで、女剣士・アスナを演じるなど、凛としたヒロイン役で知られる声優さんです。
また『かんなぎ』のナギ、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の安城鳴子など、明るく元気だけど、たまに見せる弱さが魅力的なキャラクターでの好演が光ります。

そして、宮村くんこと宮村伊澄を演じるのは、内山昂輝さん。

内山昂輝さん
『ニセコイ』の一条楽役では、王道のラブコメ主人公を演じました。
また、『ピンポン THE ANIMATION』のスマイル役や、『ユーリ!!! on ICE』のユーリ・プリセツキー役など、一歩引いた影の主役キャラをよく演じファンから好評です。

そんな、太陽と月のようなお2人の演技は堀さんと宮内くんにぴったり!絶妙のコンビネーションでW主役を演じています。

■『ホリミヤ』は、少女漫画テイストあふれる“超微炭酸系”ラブコメ!


最後にこの作品の世界観も少しご紹介。

本作の1つ目の特徴は、お洒落であっさりしているところです。
これまでのラブコメでよく見られるような、三角関係でお話が展開するのではなく、キャラクターは実にさらりと告白します。そして振られてもベタベタせず、後味がとても爽やかです。でも、カッコよくキメるときはバシッとキメてくれるので、不意を突かれてドキッとしてしまいます。
この辺りの男子がカッコよく描かれる、往年の少女マンガ風の恋愛の描き方は、男性アニメファンにも新鮮に響いたのではないでしょうか?

そしてもう1つの特徴は、このアニメが理想の高校生活を描いているところです。
この作品はスポコンものではなく、学園ファンタジーものでもありません。
ただ普通に学校に来ているだけで、クラスの人気グループの女子と知り合えたり、休み時間に話をする友達ができたり、恋をしたりできるといった、夢のスクールライフを送ることができます。
この辺り、元文系男子で現実の高校生活に絶望していた私のようなおじさんは、うらやましくて仕方ありません。いやーこんな青春が送りたかったわー!

さて、そんなTVアニメ『ホリミヤ』は、女性はもちろんのこと、ラブコメが好きな男性アニメファンや普段アニメを見ない方にもぜひチェックして欲しい、少女漫画テイスト溢れる新感覚ラブコメとなっております。
ぜひご覧ください!

『ホリミヤ』
(C)HERO・萩原ダイスケ/SQUARE ENIX・「ホリミヤ」製作委員会
《曙ミネ》
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