アニメファンが選ぶ“2020年「今年の漢字」”は？　3位「呪」、2位「炎」、1位は…

2020年も残すところ、およそ1か月となりました。

毎年12月に京都の清水寺で発表される「今年の漢字」は、年末の恒例行事として賑わいを見せます。昨年の漢字は新元号が令和に決まったことから「令」となりました。今年はどんな漢字が選ばれるのでしょうか。

そこでアニメ！アニメ！では毎年恒例の「アニメファンが選ぶ2020年『今年の漢字』は？」と題した読者アンケートを実施しました。11月25日から12月2日までのアンケート期間中に212人から回答を得ました。
男女比は男性約35パーセント、女性約65パーセントと女性が多め。年齢層は19歳以下が約40パーセント、20代が約25パーセントと若年層が中心でした。

■「鬼」が2年連続で今年の漢字に！

第1位

1位は「鬼」。支持率は約15パーセントで、2019年に続いて同じ漢字が選ばれました。

『鬼滅の刃』第3弾・新キービジュアル（C）吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable
「鬼」の理由はもちろん『鬼滅の刃』。「『鬼滅の刃』の劇場版が公開されブレイクしたから」や「『鬼滅の刃』旋風が凄まじかったから！」といったコメントが寄せられました。
昨年から人気のタイトルでしたが、今年10月には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開。たちまち大ヒットとなり、現時点で興行収入288億円に達しています。これは日本歴代興行収入2位の快挙で、いつ記録を更新するのかにも注目が集まっている最中です。

第2位

2位は「炎」。支持率は約13パーセントでした。

LiSA 17thシングル「炎」（期間生産限定盤ジャケット）（C）吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable
「炎」もトップと同じく『鬼滅の刃』繋がりで選ばれた漢字です。劇中で活躍する人気キャラクター・煉獄杏寿郎が炎柱と呼ばれていることや、主題歌がLiSAさんの歌う「炎」であることが由来。「もはや『鬼滅の刃』の話題を聞かない日がないくらいで、毎日のようにテレビで『炎』が流れているから」と社会現象と呼べるほどの大ブームを巻き起こしています。

第3位

3位は「呪」。支持率は約8パーセントでした。
こちらは10月スタートのTVアニメ『呪術廻戦』から。「アニメを観て一気にハマりました」といった声が多く寄せられています。「海外での人気も高いらしいので、今後の期待も込めて」と『鬼滅』に続くヒットを望むファンのコメントもありました。

「呪術廻戦」第10話先行カット（C）芥見下々／集英社・呪術廻戦製作委員会

「呪術廻戦」キービジュアル（C）芥見下々／集英社・呪術廻戦製作委員会

■そのほかのコメントを紹介!!

『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』ビジュアル（C）暁佳奈・京都アニメーション／ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
「愛」には「『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』や『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のように、愛が関連する映画が多かったから」。
「松」には「『おそ松さん』第3期の放送が決まったことが嬉しかったから」。

『魔王学院の不適合者～史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う～』キービジュアル（C）2019 秋/KADOKAWA/Demon King Academy
「魔」には「『魔王学院の不適合者』や『魔法科高校の劣等生来訪者編』など、魔の付くタイトルが印象に残っているから」。
「癒」には「『ヒーリングっどプリキュア』に癒やされた1年でした」と作品に関連した漢字が数多く選ばれました。

また今年は「延」に「コロナの影響で多くのアニメの放送が延期になったから」、「家」には「ステイホーム期間中に沢山のアニメを見たから」と新型コロナウイルスの流行と関連した漢字も多く選ばれています。

2021年はどんな漢字が選ばれるのか、来年の状況も気になる結果となりました。

【参考記事】
2019年結果：https://animeanime.jp/article/2019/12/12/50296.html
2018年結果：https://animeanime.jp/article/2018/12/12/42023.html
2017年結果：https://animeanime.jp/article/2017/12/12/36235.html