フィンランド児童文学「太陽の子どもたち」長編アニメ化のクラウドファンディング開始 2022年公開を目指す | アニメ!アニメ!

フィンランド児童文学「太陽の子どもたち」長編アニメ化のクラウドファンディング開始 2022年公開を目指す

6月6日、フィンランドの児童文学『太陽の子どもたち』の長編アニメーション映画化に向けたクラウドファンディングがスタートした。目標金額は1000万円で、公開時期は2022年を予定している。

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「スフィンクスか、ロボットか」(C)東宣出版
  • 「スフィンクスか、ロボットか」(C)東宣出版
  • 「蟹江杏」
  • 蟹江杏「うたえ、ほえろ」
  • 蟹江杏「太陽を抱える」
  • 「2011年より全国で実施している子どもたちへのアートワークショップ」
6月6日、フィンランドの児童文学『太陽の子どもたち』の長編アニメーション映画化に向けたクラウドファンディングがスタートした。目標金額は1000万円で、公開時期は2022年を予定している。

「スフィンクスか、ロボットか」(C)東宣出版
『太陽の子どもたち』(「スフィンクスか、ロボットか」東宣出版 所収)
『太陽の子どもたち』はフィンランドの哲学家・児童文学家 レーナ・クルーンが手がけた短編小説であり、東宣出版の「スフィンクスか、ロボットか」に収められている。
レーナ・クルーンは小説、児童書、エッセーなど幅広い執筆活動を行い、国内外で多数の文学賞を受賞歴を持つ。夢と現実の間の世界を叙情的に表現して、その存在の意味と可能性を問う作品を送り出し続けてきた。

6月6日には長編アニメーション映画化のクラウドファンディングがMotion Galleryにてスタートした。発起人は画家・蟹江杏が務め、監督と制作会社は選考中。蟹江は共同監督も担当する。
目標金額は1000万円。リターンは主人公・スミレから四季折々に届くポストカードや作画ドキュメンタリーDVD、日本プレミア上映会&パーティへの招待などだ。
制作スケジュールは、2022年2月から世界各国の国際映画祭に出品し、夏から日本全国で劇場公開を目指す。また2020年冬からは全国の小学校での無料上映会とアート&トークイベントを構想している。

「蟹江杏」
「画家・蟹江杏」
蟹江は2011年の東日本大震災以降、創作活動の一環として絵本文庫の設立や運営を通して、子どもたちとアートワークショップを続けてきた。今回の映画化はその延長上の活動となっており、「レーナ・クルーン文学の力を借りる事で、このアニメーション映画を通して、未来の子ども達に大切な事を伝え行きたい、と切に願っています」とメッセージを伝えた。

《高橋克則》
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