本当のありのままはどこにある?「アナ雪2」見どころ5つ…と見せかけた新卒編集部の感想文【編集部が選ぶ2019年No.1アニメ】 | アニメ!アニメ!

本当のありのままはどこにある?「アナ雪2」見どころ5つ…と見せかけた新卒編集部の感想文【編集部が選ぶ2019年No.1アニメ】

2019年11月22日に公開されたディズニー映画『アナと雪の女王2』。もうご覧になりましたか?今回は、『アナと雪の女王2』を見て眠れなくなった新卒編集部員が、姉妹尊みフィルターを(完璧なる偏見)通した見どころを紹介いたします。

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『アナと雪の女王2』(C)2019 Disney. All Rights Reserved.
  • 『アナと雪の女王2』(C)2019 Disney. All Rights Reserved.
2019年11月22日に公開されたディズニー映画『アナと雪の女王2』。もうご覧になりましたか?
「アナと雪の女王」シリーズは、『アナと雪の女王』『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』『アナと雪の女王/家族の思い出』と映画としては短編を合わせて今までに3作品公開されており、今作『アナと雪の女王2』で4作目。今作では『アナと雪の女王』から3年後、エルサにしか聞こえない“不思議な歌声”に導かれ、エルサの力の秘密を解き明かす旅に出る姿が描かれます。

今回は、『アナと雪の女王2』を見て眠れなくなった新卒編集部員が、姉妹尊みフィルターを(完璧なる偏見)通した見どころを紹介いたします。
(以下、第1作『アナと雪の女王』を『アナ雪』、第4作『アナと雪の女王2』を『アナ雪2』と表記します。)

※以下、本作のネタバレに触れるような記載があります。ご注意ください。

■アナはエルサのママ


『アナ雪』ではエルサの心を開こうと奮闘し、『エルサのサプライズ』では、エルサの看病をできることが最高のバースデープレゼントだと語るなど、姉への溺愛っぷりが半端ではないアナ。もともとアナはママみを感じるキャラクターでしたが(私はね)、今作『アナ雪2』では、謎の声を聞き不安定になっているエルサに子守唄歌って寝かしつけるシーンが! 心身共に成長し、成人して髪型や衣装も変化し、女王エルサを支える頼もしい存在となったアナはますますエルサのママのよう。自分を顧みず危険な行動をとるエルサを叱ったり、絶対に離れないでと手を握ったり、ママみが増しててとても素敵です。姉妹尊い。毎週2人でジェスチャーゲーム(隠語)しててほしい。

■お騒がせ新キャラ・ブルーニちゃん


ディズニープリンセス作品には、欠かせない「プリンセスの親友」。『アナ雪』シリーズに関してはオラフなのかなと思うのですが、そこに新たなキャラクターが!
彼の名前はブルーニ。アナとエルサが旅に出た先で出会う“火の精霊”です。(なんとなく『塔の上のラプンツェル』に登場するラプンツェルの親友・パスカルと印象が被りますが…。)燃えたカラダで森を駆け回り火事を起こしまくる無邪気なお騒がせちゃん。エルサの手の上でカラダを冷やし、雪を食べる姿が本当に可愛いです。そして燃えてるブルーニちゃんのカラダを素手で受け止めるエルサの優しさ! ちょっと熱そうなのを我慢するエルサの表情や仕草がたまりません。ブルーニちゃん、いい仕事しました。

■本物のママとのデュエット


『アナ雪2』の大きな見どころの一つ、娘・エルサと母・イドゥナのデュエットシーン。母娘ふたりで歌う「みせて、あなたを」。このデュエットをきっかけに、エルサは“最終形態”へ。自身の存在の意味を知るきっかけとなり、その後の行動選択に大きな影響を及ぼします。
ここを見ると、“Let It Goエルサ”の魔法は発展途上であり、この歌をもって完全に覚醒したことがわかります。ただ、ちょっと考えるとお母様とデュエット? と引っかかってしまいそうになります。そこはお母様ってことにしておきたい。これ以上考えたくない…うっ、頭が…。

最終形態エルサは超絶神々しいので気をつけてください。私は絶命しかけました。髪をおろしてるエルサは美しくてカッコイイし、純白の衣装もまあ素敵! 水の馬に乗る姿は姫騎士そのもの。ありがとうございます…ありがとうございます…。

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楽曲については、今作『アナ雪2』の楽曲は『アナ雪』のものに比べて、全体的にミュージカル色が強く、エルサの挑戦、家族の絆、アナの覚悟などの心情をよりクリアに描いた楽曲となっています。
前作までの曲たちはみんなキャッチ―で「みんなで歌って物語を一緒に体験しよう」という色を感じましたが、『アナ雪2』の曲は「みんなで歌おう」というよりは、「あの曲のあの感情は彼女たちだけのもの(だから我々は歌うべきではないのだ)」という圧を感じましたね…。難しすぎてそもそも歌えないけれど。
私のなかで、『アナ雪』は「体験するもの」、『アナ雪2』は「拝見するもの」という印象です。

■本当の意味での「ありのまま」


シリーズを通して前作までのエルサは自分に自信が無く、否定する言葉を多く使っているイメージでした。自分の存在理由がわからず、力を抑えることでみんなを守ろうとするエルサは、精神的にとても不安定に見えていました。しかし、今回『アナ雪2』の“未知の旅”の先で自分のルーツを知ったエルサは、より強大な力をもってアレンデールの人々を守り、自身の存在価値を見出して精神も安定したように見えました。

実は私は『アナ雪』最大の人気曲、「Let It Go」に少しだけ違和感を覚えていました。13年間引き籠り生活をしていた人が、いきなりあんな歌うたえますか…? 「ありのままの姿みせるのよ」と歌っているものの、エルサはわざわざスノーマウンテンまで行って周りに誰もいない環境にしてからあの大きな氷の城を作り出します。家具はなく、生活などできない城にまた籠りきり、「アレンデールには帰らない」と言い張るエルサにとって、あの城は大きな棺のようなものなのではないかと思い、不安になりました。

『アナ雪』時点でのエルサの自由は、ひとりだからこそ得られるもの。コントロールできるようになったからといって、魔法の力が消えたわけではなく、アナを傷つけてしまったトラウマも消えません。特別な力を持ったエルサは普通の人たちとはやっぱり違い、みんなと同じ環境では、本当の意味の「ありのまま」で生きられずにいたのだと思います。
しかし今作で「自分とはなにか」や「自分が輝ける場所」を見つけたエルサは本当の意味で「ありのまま」に生きられるようになります。今までの気弱で不安定な様子はなく、強く逞しい姿を見せてくれます。適材適所は人をこんなにも変えるのだなと改めて実感できます。

『アナ雪2』を見たあとに『アナ雪』を振り返ると、エルサの「ありのまま」がどう変化したのかに気づくことができるはず。ぜひそこも踏まえて、もう一度『アナ雪』を見てみては?

■あなたは誰の立ち位置?


重いテーマを扱っており、大人向けに仕上がっている今作では、私たちの実社会に置き換えられる箇所をたくさん見つけられます。
自分のありのままの力を発揮できる場所を見つけたエルサ、自分の感情とは別に「いまできること」を頑張らなければならない瞬間が訪れるアナ。重たい姉妹の物語が進むなか、想いがから回るクリストフと知識を披露したいオラフはいい感じの緩衝材となってくれています。これも一つの効果。意味のある配置です。なんだか現実社会をみてるような感じになっていきました。自分はどのポジションなのだろうとぐるぐる考えてしまいます。

きっと誰しも「ありのまま」生きていたいし、「ありのまま」生きられる場所を探したいと思っているでしょう。でもその過程では「いまできること」をしなければならないタイミングがあります。当たり前だけどわりと切実なメッセージを今作は強く突き付けてきます。私は『アナ雪2』から飛んでくるたくさんの想いに打ちひしがれ、2日くらい眠れませんでした。
みなさんの心に刺さる場面が必ずどこかにあるはず。『アナと雪の女王2』ぜひ劇場でチェックしてみてください。

『アナと雪の女王2』
【STORY】
アレンデール王国を治めるエルサとアナの姉妹は、深い絆で結ばれ、幸せな日々を過ごしていた。だが、エルサにしか聞こえない不思議な“歌声”によって、姉妹は未知なる世界へと導かれる。それは、エルサの“魔法の力”の秘密を解き明かす、驚くべき旅の始まりだった…。
なぜエルサに力は与えられたのか?アナとエルサに加え、前作で大事な仲間となったクリストフとオラフと共に歩む先で待ち受ける冒険と明かされるすべての秘密とは一体…?

原題:Frozen2 全米公開:2019 年11 月22 日 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:クリス・バック/ジェニファー・リー 声の出演:松たか子(エルサ)、神田沙也加(アナ)、武内駿輔(オラフ)、原慎一郎(クリストフ)


(C)2019 Disney. All Rights Reserved.
《umi》
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