あにめたまご作品「TIME DRIVER」フル作画ロボットアニメで伝える「アニメの楽しさ」山元監督×加納Pインタビュー | アニメ!アニメ!

あにめたまご作品「TIME DRIVER」フル作画ロボットアニメで伝える「アニメの楽しさ」山元監督×加納Pインタビュー

若手アニメーター等人材育成事業「あにめたまご2018」より、『TIME DRIVER 僕らが描いた未来』を手がけた山元隼一監督とIMAGICAイメージワークスの加納秀紀プロデューサーにインタビュー。

インタビュー
PR
注目記事
左から加納秀紀プロデューサー、山元隼一監督
  • 左から加納秀紀プロデューサー、山元隼一監督
  • 『TIME DRIVER 僕らが描いた未来』(C)IMAGICAイメージワークス・ROBOT/文化庁 あにめたまご2018
  • 『TIME DRIVER 僕らが描いた未来』(C)IMAGICAイメージワークス・ROBOT/文化庁 あにめたまご2018
  • 『TIME DRIVER 僕らが描いた未来』(C)IMAGICAイメージワークス・ROBOT/文化庁 あにめたまご2018
  • 『TIME DRIVER 僕らが描いた未来』(C)IMAGICAイメージワークス・ROBOT/文化庁 あにめたまご2018
  • 『TIME DRIVER 僕らが描いた未来』(C)IMAGICAイメージワークス・ROBOT/文化庁 あにめたまご2018
  • 『TIME DRIVER 僕らが描いた未来』(C)IMAGICAイメージワークス・ROBOT/文化庁 あにめたまご2018
  • 『TIME DRIVER 僕らが描いた未来』(C)IMAGICAイメージワークス・ROBOT/文化庁 あにめたまご2018
文化庁の主導により、アニメ制作会社が企業の垣根を超えて産業全体で若手アニメーターの技術習得を促す事業『平成29年度文化庁若手アニメーター等人材育成事業 あにめたまご2018』。今年も6社4団体がオリジナルアニメの企画を立ち上げ、その制作を通じて若手アニメーターたちがアニメの基礎的な技術を習得した。

IMAGICAイメージワークスとROBOTによる『TIME DRIVER 僕らが描いた未来』もそのうちの1つ。映像関連事業の大手であるイマジカ・ロボットホールディングスの2社だが、どちらもアニメ制作に関わりつつもそれぞれポストプロダクションやVFX、CM制作を得意とするスタジオである。そこにフリーのアニメ監督である山元隼一氏を加えたのが『TIME DRIVER』プロジェクトチームだ。
彼らは作品をどのように作り上げ、若手をどんな思いで育成したのか? 山元隼一監督とIMAGICAイメージワークスの加納秀紀プロデューサーにお話をうかがった。
[取材・構成/いしじまえいわ]

【ストーリー】
大手おもちゃメーカー営業部に所属しながらも、なかなか自分の夢を追いかけきれないままに、へこみ気味な日々を送り続ける松原勇斗27歳。幼なじみの恋人アイにも愛想をつかされがちな、そんなある日、かつて彼が子どもの頃に思い描いていた、夢の力をエネルギーに動くロボット“タイムドライバー”が突然目の前に現れ、無理やりコックピットに乗せられてしまう。しかもそこには、何と12歳のころの自分=ちび勇斗がいた!?

>あにめたたまご2018 アニメ!アニメ!特集ページ



■若手気鋭アニメ監督×そのファンのプロデューサーによるタッグ

――本作はIMAGICAイメージワークスとROBOTとの共同プロジェクトによるものですが、どうして共同という形になったのでしょうか。

加納秀紀プロデューサー(以下、加納P)
2017年4月から弊社でアニメの制作スタジオを立ち上げたのですが、同じグループ会社であるROBOTのプロデューサーとも以前からアニメ関連で協業できないか検討をしていました。新スタジオの若手スタッフ育成の必要性を感じていたところで、あにめたまごの企画募集を知り、それなら良い機会なので一緒に、ということで共同プロジェクトという形にしました。

――山元監督はフリーのアニメ監督ですが、どういった流れでこのプロジェクトに参加されたのですか?

山元隼一監督(以下、山元監督)
ROBOTさんとはライブのアニメ映像などでご一緒していて、そこでお世話になった礒部プロデューサーとアニメのマーケットで久しぶりにお会いして、
あにめたまごやりたいですねというお話になりまして、自分のいくつかあった手持ちの企画の中の一つを選んでいただいて、一緒にコンペに参加することになりました。
自分の企画を実現できる機会という意味でももちろんチャンスだと感じましたが、これからのアニメーションを作っていくの若いアニメーターたちと一緒にアニメを学びながら仕事ができるというのも、またとない機会だと思いました。


加納P
実は山元監督のアサインには、私の意向もあったんです。

山元監督
そうなんですか?

加納P
私自身、山元監督がコミックス・ウェーブ・フィルムさんから出されている『熱血人面犬 LIFE IS MOVIE』という作品の大ファンでして……。監督候補として山元監督の名前が出た時に舞い上がってしまって、諸々の事情を抜きにしても山元監督にお願いしたいなと思っていました(笑)。

山元監督
そうだったんですね(笑)。『人面犬』が好きだとは聞いていましたがそこまでとは……ありがとうございます。

加納P
おかげで楽しい現場になりましたし、山元監督にやっていただいて結果的によかったと思います。

――ところで山元監督はお若く見えますが、今おいくつでいらっしゃいますか?

山元監督
32歳で、制作していた時は31歳でした。実は若手アニメーターさんたちと2、3歳くらいしか違わなかったので、僕も学ばせていただくことが多かったです。
特に今回指導に入っていただいたベテランの指導原画さんたちは、僕が子供の頃に見ていた『モンタナ・ジョーンズ』や『デジモンアドベンチャー』、『赤ずきんチャチャ』などを手掛けた方々だったので、昔のアニメの現場のお話もいろいろ聞ける、アニメファンとしても楽しいプロジェクトでした(笑)。
《いしじまえいわ》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集