「映画ドラえもん のび太の宝島」2018年公開 監督は今井一暁、脚本は川村元気 | アニメ!アニメ!

「映画ドラえもん のび太の宝島」2018年公開 監督は今井一暁、脚本は川村元気

「映画ドラえもん」第38作目の公開が決定した。タイトルは『映画ドラえもん のび太の宝島』となり、2018年3月のロードショーを予定している。監督はTVシリーズの演出を手がけてきた今井一暁、脚本は映画プロデューサー・小説家の川村元気が務める。

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「映画ドラえもん」シリーズ第38作目の公開が決定した。タイトルは『映画ドラえもん のび太の宝島』となり、2018年3月のロードショーを予定している。監督はTVシリーズの演出を手がけてきた今井一暁、脚本は映画プロデューサー・小説家の川村元気が務める。

「映画ドラえもん」シリーズは1980年目に第1作「のび太の恐竜」を制作。2017年公開の第37作「のび太の南極カチコチ大冒険」は新シリーズの最高興行収入の記録を更新するなど、春休みのファミリー映画として親しまれている。
最新作『映画ドラえもん のび太の宝島』は今井一暁が担当。今井は初コンテがテレビアニメの『ドラえもん』、初監督作品が藤子・F・不二雄ミュージアムで上映された『21エモン』であり、藤子作品と馴染みが深い。アニメミライ2014の『パロルのみらい島』にて監督を務めた経験を持ち、劇場公開作品としては二作品目の監督作となる。TVシリーズでも各話演出を手がけているクリエイターが劇場版に挑む。

脚本は『君の名は。』『バケモノの子』などの映画プロデューサーを務めた川村元気が担当。川村は2012年に初小説『世界から猫が消えたなら』を発表し、130万部突破のベストセラーとなった。2013年には絵本『ティニーふうせんいぬのものがたり』を発表するなど、多彩な活躍を見せている。
最新作はロバート・ルイス・スティーヴンソンの冒険小説『宝島』をモチーフとしている。イメージ画ではドラえもんたちの眼前に光り輝く大海や、どこまでも広がる青い空と白い雲が表現された。ドラえもんたちは夢と希望に満ちた笑顔を見せており、大冒険を待ちわびているような仕上がりである。

『映画ドラえもん のび太の宝島』
2018年3月公開

[スタッフ]
原作:藤子・F・不二雄
監督:今井一暁
脚本:川村元気

[コメント]
監督・今井一暁
「宝島」――原作者スティーヴンソンが子どもたちに話して聞かせたこの物語は、国も時代も超えて世界中の人をワクワクさせ続けてきました。果てしなく広がる水平線の向こうに一体何があるのか? しかし今、地球は子どもたちの手のひらの中で、くるくるとスクロールし寄ったり引いたり思いのまま。「宝島」の魔法はもうすっかり消えてしまったのか? いや、形を変えて今も存在しているはず。2018年3月、どこかにある宝島を、ドラえもんとのび太くんたちと一緒に探しに来てください。

脚本・川村元気
一番尊敬する作家は誰ですか? そう問われた時に必ず、藤子・F・不二雄先生ですと答えていました。大人も子どもも楽しめる物語のなかに、簡潔に科学や哲学が盛り込まれていて、笑ったり泣いたりしているうちに、心の中に深く刻まれている。そんな「すこしふしぎ」な世界にずっと憧れていました。『君の名は。』のような映画を作る時も、『世界から猫が消えたなら』のような小説を書く時も、いつも指標としていたのがF先生の世界でした。
今回、藤子プロさんからオファーを頂き「映画ドラえもん」の脚本を書くにあたり、まず21世紀の子どもたち、そしてかつて子どもだった大人たちへ、新しくも王道のドラえもんを届けたいと思いました。そこでモチーフとしたのが「宝島」でした。ずっと読み継がれ、語り継がれてきた冒険物語をドラえもんの世界で描く。そして太平洋に誕生した「新しい島」のニュースがそれに結びついた時に、ひとつの物語が浮かびました。
『のび太の宝島』という「恐竜」以来の短いタイトルですが、そこに鮮烈かつ王道の物語を詰め込んだつもりです。いま、最強のスタッフが集結して映画が生まれつつあります。来年春に誕生する「新たな宝島」に、ご期待いただけると幸いです。

(c)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2018
《高橋克則》
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