映画『ReLIFE リライフ』原作者・夜宵草インタビュー「人生の再スタートとしてポジティブに伝えていけたら」 | アニメ!アニメ!

映画『ReLIFE リライフ』原作者・夜宵草インタビュー「人生の再スタートとしてポジティブに伝えていけたら」

映画『ReLIFEリライフ』が2017年4月15日から公開を迎える。原作である『ReLIFE』はマンガアプリ「comico」で2013年より連載がスタート。その後単行本化やアニメ化、舞台化とメディアミックスを多彩に展開している。

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映画『ReLIFE リライフ』原作者・夜宵草インタビュー「人生の再スタートとしてポジティブに伝えていけたら」
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映画『ReLIFEリライフ』が2017年4月15日に全国公開を迎える。原作である『ReLIFE』はマンガアプリ「comico」で2013年より連載がスタート。その後単行本化やアニメ化、舞台化と展開を拡げてきた。

実写化にあたって主人公の海崎新太に中川大志、ヒロインの日代に平祐奈を起用。さらに高杉真宙、池田エライザ、岡崎紗絵、千葉雄大など若手の実力派が肩を並べている。
物語はニート生活を送る27歳の海崎新太の前に、謎の男が現れたことによってはじまる。そこで見た目が10歳若返る薬を飲み、1年間限定で高校生活を送るという社会復帰プログラム「リライフ」への参加を呼び掛けられる。失うものがない海崎は、プログラム終了後の就職斡旋を目的に「リライフ」として二度目の高校生活をスタート。10歳年下の同級生たちに深入りせず、影の薄い存在のまま一年を過ごそうとするが…。

今回、原作者・夜宵草のインタビューが届いた。本作の着想から撮影現場でのエピソードまで、幅広く語っていただいた。

映画『ReLIFEリライフ』
2017年4月15日(土)公開
http://relife-movie.jp/

──この物語は、ご自身の体験から生まれたとお聞きしたのですが、どんな体験か教えていただけますか。
体験から、と言うと少し語弊があるのですが、私自身、主人公と同じように最初に就いた会社を3カ月で退職しています。当時は憔悴しきって落ち込んでいたのですが、あの体験がなければ「ReLIFE」という作品を生み出せなかったでしょうし、漫画を描くことをお仕事にもできていなかっただろうと思います。そんな自分の体験から、社会からのドロップアウトを失敗や負い目で終わらせるのではなく、人生の再スタートとしてポジティブに伝えていけたら、と思いました。


──10年、若返って高校生活をやり直すという発想は、どこから生まれたのでしょうか?
ニートが社会復帰するためにはどうしたら、と考えた時に、規則正しい生活、集団の中での生き方、将来について考えることなどが必要では……と思いました。そしてそれらが生活の中で自然と叶えられる舞台が、これから大人になる、一歩手前の高校生活かな、と。

──映画化が決定した時のお気持ちを教えてください。
ただただ、驚きです。うれしいとかそういう感情よりも、本当に? という信じられない思いでいっぱいでした。

──脚本にご要望は出されましたか?
原作と設定やキャラが違っている部分については、ここは原作ではこうですが、映画オリジナルならそれで問題ないです、といった感じで。設定ミスじゃないかな、という部分に確認を仰ぐ程度で、特に要望というのは出していないです。

──キャスティングについてどう思われましたか。
率直に、贅沢だなぁと思いました(笑)。いいのかなと。本当にありがたいことだと思います。


──仙台の撮影現場に行かれたそうですね。いかがでしたか。
映画の撮影現場なんて初めてだったんですが、一つひとつのシーンを何度も丁寧に撮られて、そこには多くの方が関わっていらして、作品を作り上げるって大変ですごいことなんだなとひしひしと感じました。映画を観る方も、もっと大事に観なきゃなと。お忙しいところお邪魔してしまったのに、皆さんとても温かく迎えてくださいました。

──現場で、監督や出演者の方と、どんなお話をされましたか。
監督はずっとお忙しそうでご挨拶しかできなかったのですが、出演者の方とは出番の合間にちょこちょこお話しさせていただきました。1日にどのぐらい描いてるんですかとか、キャラの名前の由来とか、物語の内容についてとか、原作のラストシーンについてとか、本当にいろいろです。「中川くんが先生とすごく話したがってる」とスタッフさんから事前に聞いていたのですが、本当に話し止まらないぐらいすごくいろいろ聞いてくださいました(笑)。皆さん気さくで、楽しくてうれしかったです。


[著者プロフィール]
夜宵草(やよいそう)。現在、生まれ故郷の大分県で執筆活動を続けている。マンガ・ノベルサービス『comico』にて土曜日に「ReLIFE」を連載中。
《animeanime》
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