三上延のミステリ小説『ビブリア古書堂の事件手帖』が実写とアニメの映画製作が決まった。その詳細はまだ不明だが、2月25日にはシリーズ完結作の第7巻が発売される。メディアワークス文庫の人気作がフィナーレとともに新展開を見せている。『ビブリア古書堂の事件手帖』は鎌倉の古書店・ビブリア古書堂の若き店主・篠川栞子と、本が読めない無骨な青年・五浦大輔が、客の持ち込んだ古書の謎と秘密を解き明かしていくビブリオミステリである。夏目漱石の『それから』や太宰治の『晩年』など実在の名作が登場し、古書に関する薀蓄や背景にある人間ドラマを丁寧な筆致で綴っている。2011年3月にシリーズ第1巻「ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~」を刊行。古書の魅力にあふれるストーリーは多くの書店員から支持を集め、2012年本屋大賞に文庫初ノミネート。そのほか、本の雑誌が選ぶ2011年度文庫ベストテン第1位、第65回日本推理作家協会賞短編部門、第67回日本推理作家協会賞長編部門ノミネートなど高い評価を得た。シリーズ累計発行部数も640万部に達している。第7巻「ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~」では劇作家シェイクスピアにまつわる古書について物語が展開していく。古書をとりまく多くの謎と、栞子の祖父が張り巡らせた巧妙な罠。栞子の本への深い知識と推理によって真実が明かされる。これにてストーリーは完結するが、三上延による番外編の執筆と、実写とアニメのダブル映画化が決定している。今後も様々なメディアで栞子の推理を楽しめそうだ。続報は公式サイトにて随時発表される。『ビブリア古書堂の事件手帖』実写&アニメでダブル映画化決定「ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~」発売日:2017年2月25日著:三上延イラスト:越島はぐページ数:354ページ定価:本体650円(税抜)
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