3月18日から13日にかけて開催される国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル 2017(TAAF2017)」のコンペティション部門ノミネート作品が発表された。本年のコンペティション部門には52の国と地域が参加し、応募作品は671に及んだ。これは昨年の応募数を上回る数字だ、回を重ねるごとに盛り上がりを見せていることがうかがえる。その中からノミネートに選ばれたのは長編4作品、短編34作品。長編にはフランスの『エイプリルと奇妙な世界』と『手を失くした少女』、さらにスイスの『ズッキーニと呼ばれて』、トルコの『バッドキャット』とヨーロッパの個性的な作品が並ぶ。いずれも日本ではなかなか見ることのできない、貴重な作品ばかりだ。「第90回キネマ旬報ベスト・テン」で 2016年の日本映画の作品賞を受賞した『この世界の片隅に』の特別上映も決定した。『この世界の片隅に』は第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞したこうの史代の漫画作品を原作とするアニメーション映画。第2次世界大戦下の広島・呉を舞台に、前向きに生きようとするすずの日常を描く。現在までの累計動員は110万人、累計興収は15億円を超えており、その勢いはいまだ止まらない。特別上映が行われるのは3月12日のシネマサンシャイン池袋。当日の会場には監督の片渕須直も登壇し、アニメーションにかける想いなどを語る。この特別上映を含めたチケットの発売は2月1日12:00からスタート。価格は上映作品によって違うものの、大人は1,000円から1,300円。学生は800円から1,000円という価格設定となっている。「東京アニメアワードフェスティバル 2017」日程:2017年3月10日(金)~13日(月)会場:新文芸坐、シネマサンシャイン池袋、池袋シネマ・ロサ、池袋HUMAXシネマズ、シネ・リーブル池袋 他主催: 東京アニメアワードフェスティバル実行委員会、一般社団法人日本動画協会
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