恋の相手は画面の向こう 国も作れば殴り合いだってする!乙女ゲーム座談会-前編- | アニメ!アニメ!

恋の相手は画面の向こう 国も作れば殴り合いだってする!乙女ゲーム座談会-前編-

様々な女性向けのコンテンツが注目を集めている昨今。男性キャラクターとの恋愛シミュレーションを楽しむ「乙女ゲーム」もその一つだ。そこで乙女ゲームを愛する編集部とライターで、座談会を行った。

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様々な女性向けのコンテンツが注目を集めている昨今。男性キャラクターとの恋愛シミュレーションを楽しむ「乙女ゲーム」もその一つだ。2016年はコンシューマー向けで50本近く発売している。
さらに2016年は1月から放送された『NORN9 ノルン+ノネット』『プリンス・オブ・ストライド』をはじめ、7つの作品がテレビアニメ化した。今後アニメ化が控える作品も多く、メディアミックス展開も広がっている。
そんな乙女ゲームを愛する編集部とライターで、座談会を行った。参加したのはアニメ!アニメ!編集部のタカロク、ライターのまいたこ、こんたの3人。2016年と2015年末に発売したタイトルについて語った。
[取材・構成=タカロク]

※座談会実施日は12月中旬のため、その時未発売のゲームについては触れていません。

■ 2015年末は「スカ―レッドライダーゼクス」「アルカナ・ファミリア」移植版が発売

タカロク
まずは自己紹介がてら好きな作品をどうぞ。

まいたこ
乙女ゲームは『アンジェリーク』から入って思い入れがあるので、ネオロマンス系が好きです。あと『ときめきメモリアル Girl's Side』も大好きで、自分にとっては伝説的な作品です。

こんた
私は『ときめきメモリアル Girl's Side』がスタートで、自分の中でも伝説化してます。広くゲームが好きなので、面白そうだと思ったら遊ぶ感じです。恋愛色よりは青春とか熱血とかそういう要素が強い作品が好きです。

タカロク
私は『遙かなる時空の中で3』がはじまりで、想像以上のシナリオの重厚さにそのままずぶずぶと…。攻略対象より主人公が好きになってしまうタイプで、主人公の叔父の気持ちでプレイしてます。

まいたこ
なんで叔父なんですか?

タカロク
最初は母親とか父親だったんですけど、そうすると「絶対こいつに娘をやりたくない」っていうキャラが出てきてしまうんですよ…。色々考えた結果、主人公と一番いい距離感に落ち着くのが叔父だなと。

こんた
叔父いいですね!好きなキャラと、主人公を嫁にやっていいキャラは別ですよね。

タカロク
ははは…では、まず2015年年末から振り返ります。リメイクやPS Vita移植作品も多かったと思うんですが…『スカーレッドライダーゼクス』(以下、SRX)はぜひこんたさんにうかがいたいです。

こんた
『SRX』は安定した面白さがあって、PSVita版は追加要素もあるのでこれから遊ぶ人にも良いタイトルです。シナリオもBGMもとても好みで、世界観がすごく深いので、ゲームの中だけでは語り切れてない部分もあると思うんですけど…改めて今も愛されてるなって。開発への絶対的な信頼感も、ファンが推し続ける理由だと思います。

タカロク
『SRX』はずっと気になっていて、今回初めてプレイしたんですが、1つのストーリーとしての熱量をすごく感じました。キャラデザもpakoさんで新鮮。

こんた
pakoさんって乙女ゲームの印象はなかったので、PS2版の発売当時、私の周りにそうと思わずに買った子がいました。

まいたこ
キャストもめっちゃ豪華ですよね。

タカロク
メインキャストはもちろん、サブスタンスも。なんで攻略できないんだろう…。あと『SRX』に続き『アルカナ・ファミリア』もVita版が出ました。改めてフェリチータちゃん超可愛いって思いました!

こんた
主人公のかわいさは重要ですよね。人気投票で攻略キャラクターをなぎ倒して1位になった伝説のキャラクターです。

タカロク
ビジュアルが完璧じゃないですか。ツインテール、ミニスカ、黒タイツ。最強ですよ。しかもスーツ。納得の1位です。キャラデザはさらちよみさん。


こんた
ちょっと前になるんですけど、さらちよみさんのキャラデザされた『POSSESSION MAGENTA』のUIが綺麗でしたね。UIってメニュー画面とクイックセーブ、クイックロード、スキップ、スピードとかに集約されていくんですけど、そこの良し悪しはこちらもすごい拘っているので、各メーカーさんには頑張ってほしい。

※UI:ユーザインターフェース

まいたこ
乙女ゲーは攻略対象多くて周回プレイをするから、結構UI見ますよね!快適さっていうのは大事ですし。その点オトメイトさんは安定していて、どれもみんな同じシステムだからこそ、UIの個性に目がいきます。

こんた
『Collar×Malice』はBGMのところもCDっぽい感じで変わっていったりとか、『Code:Realize ~創世の姫君~』も、ムービーのところが映写機みたいなサウンドだったりとか、そういうこだわりがオトメイトさんは本当にすごいなって思いますね。

タカロク
ものすごい納得。

こんた
あと私『Goes!』※遊んだんですけど、やっぱり声優が全員女性っていうのが新しい。キャラクターはもちろん男子なんですけど、セリフの繊細な感じとかが女性ならでは。キャラクターイラストも柔らかくふわっとしてて、今までにあまりない雰囲気でしたね。

※プチレーヴから発売している乙女ゲーム。攻略対象全員に女性声優を起用している。

まいたこ
プチレーヴさんは来年『クランク・イン』が発売しますね。

こんた
今年発売した『SA7』もキャラクター性とかをすごく練っていて、ギャップを狙うところもあってすごく凝っていました。これを踏まえての今後に期待したいです!

まいたこ
乙女ゲーはメーカーが限られてくるから、メーカー色みたいなのがあって、メーカーのファンになることが多いですよね。

(次ページ)
《タカロク》
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