被災地の復興を目的として制作された長編人形アニメ『ちえりとチェリー』が、日本最大の子ども映画祭「キネコ国際映画祭」にて、日本作品賞長編部門グランプリを獲得した。今年で24回目を迎える本映画祭は、世界各国から“子どもたちに見せたい映画”を集めて上映しているイベントだ。今回から新たに世界に日本映画の魅力を伝えることを目的に「日本作品賞」が新設。『ちえりとチェリー』は、その記念すべき第1回目の受賞作品に選ばれたのだ。グランプリ受賞作として2017年9月にドイツで開催されるシュリンゲル子ども国際映画祭でも上映されることも決定。今回の受賞を契機に、『ちえりとチェリー』が本格的に世界のアニメファンへ届くこととなる。『ちえりとチェリー』はロシアの人気キャラクター「チェブラーシカ」の映画に携わったこともある中村誠が監督を担当。声優には数々のキャラクターを演じてきた高森奈津美が主人公のちえり役を演じる。そしてちえりが蔵で見つけたぬいぐるみのチェリー役には、歌手や俳優としても活躍する星野源が務める。現在日本では大阪のシネ・ヌーヴォXほか、スローシネマスタイルにて上映中。
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