「昭和元禄落語心中」最終巻が発売 アニメ第2期に先駆けてフィナーレへ | アニメ!アニメ!

「昭和元禄落語心中」最終巻が発売 アニメ第2期に先駆けてフィナーレへ

9月7日、マンガ『昭和元禄落語心中』の最終第10巻が発売された。特装版には番外編も収められている。落語家たちの人生を描いた本作が6年の連載を経てついに完結となった。

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9月7日、マンガ『昭和元禄落語心中』の最終第10巻が発売された。特装版には番外編も収められている。落語家たちの人生を描いた本作が6年の連載を経てついに完結となった。

第10巻の特装版には雲田はるこ描き下ろしの番外編マンガを収録。有楽亭八雲と小夏の若かりし同居時代を描いたサイドストーリーを楽しめる。
さらにテレビアニメ第2期「助六再び篇」のために描き下ろしたキャラ設定画収録の小冊子も付属する。第2期の放送は2017年1月からを予定しており、オンエアが待ち遠しくなる特典である。価格は特装版が880円、通常版が581円(すべて税抜)だ。

『昭和元禄落語心中』は雲田はるこが「ITAN」(講談社)にて連載していたマンガ作品。2010年の創刊号から2016年6月発売の32号まで6年にわたって連載された。昭和の落語界を舞台に噺家の繊細な人間関係を描写し、第17回「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門優秀賞や第38回「講談社漫画賞」一般部門を受賞するなど高い評価を得た。
2015年発売の単行本にはOVAとして「与太郎放浪篇」を収録。与太郎役の関智一や有楽亭八雲役の石田彰が落語を披露したことで話題を集めた。2016年1月からはアニメイズム枠にてテレビアニメの放送がスタート。OVAの再編集版と「八雲と助六篇」がオンエアされた。第2期「助六再び篇」は物語の舞台を現代に移して、新たな物語を繰り広げていく。

放送に先駆けて10月15日にはトークイベント「柳家喬太郎×『昭和元禄落語心中』」が行われる。早稲田大学演劇博物館 企画展「落語とメディア」の関連イベントとして、落語家・柳家喬太郎が本作にちなんだ一席を披露する。またアニメのキャストやスタッフの登壇も予定している。

雲田はるこ『昭和元禄落語心中』第10巻
定価: 特装版 880円、通常版 581円(税抜)
《高橋克則》
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