押井守監督最新作「ガルム・ウォーズ」BD&DVD12月14日発売 パイロットフィルムを多数収録 | アニメ!アニメ!

押井守監督最新作「ガルム・ウォーズ」BD&DVD12月14日発売 パイロットフィルムを多数収録

押井守監督の映画『ガルム・ウォーズ』のBlu-ray・DVDリリースが決定した。発売日は12月14日を予定している。構想15年・総製作費20億円をかけたSF大作に秘蔵資料も収録したパッケージはファン必携のアイテムとなった。

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押井守監督の映画『ガルム・ウォーズ』のBlu-ray・DVDリリースが決定した。発売日は12月14日を予定している。構想15年・総製作費20億円をかけたSF大作に秘蔵資料も収録したパッケージはファン必携のアイテムとなった。

Blu-ray豪華版には多数のパイロット映像が収録される。注目は押井監督が撮影準備のために、完成作品を想定して作ったライカリールである。この映像は映画本編とほぼ同じ長さとなっており、見比べることで未完成だった部分をどう具現化していったのかが楽しめる。キャストには「機動警察パトレイバー」シリーズをはじめ、数々の押井作品に出演した榊原良子が参加している。
さらにバンダイとProduction I.Gが制作した幻の作品「G3」のパイロット版「G2.5」も収録。1999年に企画が凍結されるまでに制作されたパイロットフィルムの初めの一本で、『ガルム・ウォーズ』の原点といえる「G.R.M.」も収められる予定だ。封入特典には押井監督直筆の画コンテ台本を丸ごと収録する。価格はBlu-ray豪華版が8800円、DVDが3800円(すべて税抜)となる。

『ガルム・ウォーズ』の企画は1990年代後半にスタート。デジタル技術を駆使してこれまでにない映画を生み出すという名目のもとで制作が進められていたが、押井監督の試みを映像化するには予算が大幅に足りず、プロジェクトは凍結された。だがデジタル技術が大幅に向上したことで、15年の時を経て企画が再始動した。
予算を抑えるために撮影はカナダの税制優遇措置を利用して、オール北米ロケを敢行。撮影のために日本から現地へ渡ったスタッフは監督を含めたったの7名だった。海外スタッフたちとの撮影は押井監督が「考えうる限りあらゆる(悪い)事態が生じた。こんなことははじめてだ」と語るほどの困難が待ち受けていたものの、映画はついに完成。2015年10月に北米で、2016年5月20日には日本で公開された。

『ガルム・ウォーズ』Blu-ray・DVD
発売: 2016年12月14日(水)
価格: 豪華版Blu-ray 8800円、DVD 3800円(すべて税抜)
発売・販売元: 東宝
(c)I.G Films
《高橋克則》
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