庵野秀明監督が描く全く新しいゴジラ 今週注目の映画「シン・ゴジラ」 | アニメ!アニメ!

庵野秀明監督が描く全く新しいゴジラ 今週注目の映画「シン・ゴジラ」

7月第5週の注目映画は、2004年の『ゴジラ FINAL WARS』以降の国内での制作において約12年ぶりの新作となる庵野秀明監督の怪獣映画『シン・ゴジラ』だ。

ニュース
注目記事
庵野秀明監督が描く全く新しいゴジラ 今週注目の映画「シン・ゴジラ」
  • 庵野秀明監督が描く全く新しいゴジラ 今週注目の映画「シン・ゴジラ」
7月第5週の注目映画は、庵野秀明が監督を務める『シン・ゴジラ』だ。日本で製作された「ゴジラ」シリーズとしては実に12年ぶりとなり、全く新しいゴジラが誕生するとして話題を集めている。

国内において第29作品目となる本作の細かなあらすじは公開されていないものの、日本という現実と映画のキャラクターである“ゴジラ”という虚構を2本柱に物語を展開することがポスターなどで告知されていた。インタビューなどで事前に紹介された特徴では、ゴジラという巨大生物の出現に対し日本政府が取る行動を取材を通じて正確に描くことが語られている。

なお巨大な怪獣に対し政府が防衛行動を行う怪獣映画と言えば、90年代に制作された平成『ガメラ』シリーズ第2弾の映画『ガメラ2 レギオン襲来』が挙げられる。劇中では、シリコンを求め電磁波を出すものを敵と認識する群体の生物“レギオン”の日本侵攻に対し、首都を防衛するために自衛隊の防衛出動を命じるシーンが挿入されていた。前述の徹底した取材という内容を踏まえリアリティある描写というポイントが、『シン・ゴジラ』の注目される部分でもあるだろう。

登場人物のキャストは、内閣官房副長官 矢口蘭堂役の長谷川博己や、内閣総理大臣補佐官 赤坂秀樹役の竹野内豊、そして米国大統領特使カヨコ・アン・パタースン役の石原さとみ、他にも自衛隊関係者役としてピエール滝など総勢328名が出演する。スタッフは、総監督と脚本に『新世紀エヴァンゲリオン』や『ふしぎの海のナディア』の庵野秀明が、監督に樋口真嗣が、音楽を『新世紀エヴァンゲリオン』や『ふしぎの海のナディア』の鷺巣詩郎が、製作プロダクションを東宝映画が担当する。

怪獣映画の代名詞である『ゴジラ』シリーズは、現在までに国内制作の28作品と、米国で制作された2作品を合わせて全30作品が存在している。1998年のローランド・エメリッヒ版『GODZILLA』以降米国では、2014年にギャレス・エドワーズ監督の『GODZILLA ゴジラ』が公開されているものの本作とは無関係。またギャレス版を主軸とした続編も製作されるため、結果的に日米両方でゴジラが復活することになる。このため『シン・ゴジラ』では、現代の日本における「ゴジラ」という脅威や、ギャレス版ゴジラとの描き方の違いが大きな見どころになるだろう。

『シン・ゴジラ』は7月29日に全国劇場で公開予定だ。

《G.Suzuki》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集