6月9日から東京ビッグサイトで、国内最大規模の玩具見本市である東京おもちゃショー 2016がスタートした。9日、10日の商談見本市を経て、11日と12日は誰でも無料で入場できる一般公開となる。期間中は延べ16万人の来場者が見込まれる。最新のおもちゃが並ぶ一方で、マンガファン、アニメファンに見逃せブースが、会場内西3ホール(Ｋ-14)に設けられた講談社ブースである。ブースでは、可愛い子猫おチーでお馴染みの『チーズスイートホーム』を特集している。ブースの表には、こなみかなたが描くチーのイラストが大きく描かれており、目を惹く。そして、マンガの原画、さらにこの秋からテレビ放送を開始するテレビアニメ『チーズスイートホーム』の設定も飾られていた。小さいながらも原画展の趣で、見応えたっぷりだ。マンガ原画はエピソードまるまるになっているので、作品を知る機会にもなる。そして、テレビアニメは本作初の3DCG作品。CGになって新たに発揮するキャラクターの魅力がたっぷりだ。『チーズスイートホーム』は、日本だけでなく、米国やヨーロッパで大人気だ。マンガはベストセラーランキングにたびたび名前を連ねる。新たなアニメ化を機会に、日本、そして世界でキャラクター商品、玩具の展開を目指したいとする講談社の戦略も感じさせる出展である。ブースには、すでに市販されているグッズも展示されていた。今後は、こうしたグッズもさらに増えそうだ。
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