ハイレゾ派?アナログ派?レコード音源も聴き比べソニーハイレゾオーディオブース | アニメ!アニメ!

ハイレゾ派?アナログ派?レコード音源も聴き比べソニーハイレゾオーディオブース

27日に閉幕となったアニメの祭典Anime Japan2016。音楽や映像周辺機器メーカーの出展も見受けられた。ソニーハイレゾオーディオのブールレポをお届けする。

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3月25日から開催し、27日に閉幕となったアニメの祭典Anime Japan2016。今年も国内だけでなく、海外からもたくさんの方が会場に訪れ、例年以上に活気に満ちたイベントとなった。
アニメ・ゲームメーカーの出展はもちろん、音楽や映像周辺機器メーカーの出展も見受けられ、本稿ではアニメ!アニメ!ブースの正面に大きなブースを構えていたソニーハイレゾオーディオのブースレポをお届けする。

本ブースでは、バイノーラル録音されたアニプレックス作品のハイレゾ音源が映像とともに楽しめる内容となっている。ブースに入るとまずに目に飛び込んでくるのが「Hi-Res AUDIO」と記載されている巨大なヘッドホンだ。鮮やかなイエローカラーの巨大ヘッドホンは道行く人がみな足を止め、記念撮影を行っていた。
またイベント期間中は、こちらのヘッドホン(および会場内の写真)をTwitterにて投稿をすると抽選で10名の方にmoraの4,000円クーポンがプレゼントされる企画も実施していた。

多くの人が体験していたのが、アニプレックス作品のハイレゾ音源試聴ゾーンだ。ソニーのヘッドホンおよびウォークマンを利用してアニプレックス作品の音楽を試聴することができる。
展示されていた作品は「ギルティクラウン」「甲鉄城のカバネリ」「心が叫びたがってるんだ。」「ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~」「同級生」の5つの作品内の音源を試聴することができた。こちらで試聴終了後、moraで利用できるミュージッククーポンもプレゼントされていた。

同ブースには「Just ear」と呼ばれているカスタムIEM(インイヤーモニター)の展示・体験ゾーンも用意されており、こちらのブースも活気に満ちていた。今回は「Model XJE-MH1」(音質カスタマイズモデル)の体験が可能。本製品は最高のフィッティングとユニット最適配置のため「Just ear」専用ヘッドゲージを開発、ユーザーひとりひとりに最適なユニットレイアウトをシミュレートすることで、完成時の耳への収まり方をデザインしている。
要はひとりひとりの耳の形にあった、イヤホンを制作し非常にフィッティングの良い装着感を得ることができるという製品だ。こちらのブースでは「諏訪部順一さん(フェロ☆メン)」「早見沙織さん(声優、アーティスト)」「野村ケンジさん(オーディオ評論家)」「クラムボン・ミトさん(ミュージシャン)」の4名が楽曲提供を行っており、それぞれ「Just ear」と利用してハイレゾ音源を楽しむことができた。

またブース奥にはアーティスト・LiSAさんの「Letters to U」のレコード音源、ハイレゾ音源の聴き比べができるコーナーも設置されていた。そもそも「ハイレゾ音源とは?」という話をすると、既存のCDでは実は情報量を抑えるために録音しきれない音があることに対し、ハイレゾ(≒高解像度)ではCDでは入りきれなかった音の情報量をたくさん持つことが可能となっている。つまり、音の音量(音の太さ、繊細さ、奥行き、圧力、表現力)がより顕著に表現することが可能になっている。CDに比べ約6.5倍の情報量を持つことができ、アーティストの息遣いやライブの空気感などの細かいディテールやニュアンスを、原音に近い形で感じ取れることができる。

今回はソロデビュー5周年を祝ってLiSA初のアナログ盤のリリースとなっており、レコード盤に直接溝を掘っていく形で音声が録音されている。「一般人に音の違いは分かるのか?」という疑問を持ちつつ、実際にハイレゾとアナログを聴き比べてみると全く違った音質を感じることができた。ハイレゾは、高い音から低い音まで「音ひとつひとつがきちんと独立」して聞こえ、はっきりとしたシャープな感覚で音を聞くことができた。アナログについては「複数の音がまとまって聞こえる」という感覚でどこか温かみがあり「これもこれで良いな…」という印象を持った。

技術が進歩するにつれて、さまざまな形で映像や音楽を試聴することが可能になってきている昨今であるが、あくまでそれは「表現の幅」が広がっているということだ。本稿を読んでくださっている読者の方は、ハイレゾ派だろうか?アナログ派だろうか?
《森 元行》
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