日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞に「バケモノの子」 細田作品4回目 | アニメ!アニメ!

日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞に「バケモノの子」 細田作品4回目

日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞に細田守監督の『バケモノの子』が選ばれた。細田守監督作品は4回目。

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2016年3月4日、東京港区のグランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて第39回日本アカデミー賞の授賞式が開催された。当日はこれまで発表される各部門の優秀賞などの授賞に加えて、優秀賞の中からさらに選ばれた最優秀賞が発表され、大きな盛り上がりをみせた。
このうち最優秀アニメーション賞には、細田守監督の『バケモノの子』が選ばれた。細田守監督としては『時をかける少女』(第30回)、『サマーウォーズ』(第33回)、『おおかみこどもの雨と雪』(第36回)に続く4回目の受賞、長編作品4回連続の快挙となる。
優秀賞にはこのほか『心が叫びたがってるんだ。』(長井龍雪監督)、『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』(原恵一監督)、『ドラゴンボールZ 復活の「F」』(山室直儀監督)、『ラブライブ!The School Idol Movie』(京極尚彦監督)が受賞している。『バケモノの子』は数々の話題作を退けての受賞である。

『バケモノの子』は2015年7月に全国公開、興行収入58億5000万円もの大ヒットになった。渋谷とつながる異世界に迷い込んだ少年がやがて成長し、大きな事件に遭遇する。ファンタジックな世界やアクションも満載のエンタテメントに仕上がり細田監督らしい作品となった。
加えて、『時をかける少女』以来、一貫して細田作品に流れる人と人の絆などのドラマも見どころになっている。これらが多くの人に受け入れられ、最優秀アニメーション賞に輝いた理由だろう。

このほか最優秀賞各賞には、マンガ原作の作品の活躍も著しかった。最優秀作品賞受賞の『海街diary』は、吉田秋生のマンガを是枝裕和監督が映像化した。鎌倉に住む三姉妹が異母妹を引き取ったことから始まる物語を描く。是枝裕和監督の最優秀監督賞、撮影賞、照明賞、新人賞(広瀬すず)なども受賞している。
また、原作・大場つぐみ、作画・小畑健のマンガを原作とした『バクマン。』は、最優秀音楽賞、最優秀編集賞を受賞した。『バクマン。』は3月3日にはVFX-JAPANアワード 2016でも場公開実写映画部門最優秀作品に選ばれたばかりだ。

『バケモノの子』
http://www.bakemono-no-ko.jp/

《animeanime》
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