「トイ・ストーリー」が日本アニメ?! TRIGGER制作の短編OPが最新作BDに収録 | アニメ!アニメ!

「トイ・ストーリー」が日本アニメ?! TRIGGER制作の短編OPが最新作BDに収録

「トイ・ストーリー」シリーズの最新作『トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド』のBlu‐rayとDVDの特典に、日本の2Dアニメの短編が収録されていることが判った。

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1995年に公開された映画『トイ・ストーリー』は、世界のアニメーション史上でエポックメイキングな作品だ。予算的にも技術的にも困難とされてきたフルCGの長編アニメーションをたっぷりのエンタテインメントと共にいち早く実現したからである。
作品は世界中のクリエイターに大きな影響を与え、2000年代以降のフルCG長編アニメーションの一大潮流の源になっている。CGアニメーションの歴史を変えたと言っていいだろう。

Disney/Pixarが制作した「トイ・ストーリー」シリーズの最新作『トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド』(原題:Toy Story That Time Forgot)のBlu‐rayとDVDの特典に、日本の2Dアニメの短編が収録されていることが判った。しかも制作は、圧倒的にエッジの効いた映像と演出で国内外に多くのファンを持つTRIGGERである。
この映像は作中に登場する劇中アニメ「BATTLE SAURS」のオープニングとして、映像特典とされている。シリーズの新キャラクターであるレプティラス・マキシマスが主役となったテレビアニメとの設定である。これを80年代の日本アニメのようなオープニングアニメとした。

11月3日に、Blu-rayとDVDが北米で発売された段階より、その映像と演出のすごさがネットなどで盛話題になった。また、制作は日本のアニメスタジオでないかと指摘する声が多く挙がった。
これを受けてTRIGGERは、11月6日に自身のサイトにて本作の制作をスタッフと共に明らかにした。アニメーションキャラクターデザイン・作画監督は今石洋之、原画には今石のほか吉成曜、雨宮哲が参加する。TRIGGERを代表する作り手が並んだ。アメコミ好きとして知られる今石だけに、米国と日本がハイブリットされたような絵柄にも納得だ。CGアニメーションを代表する作品に、敢えて日本スタイルの2Dでの参加、ちょっとした事件と言っていいだろう。
残念ながら現在公開されているPVやCMでは今回の映像は観られない。しかし、TRIGGERの作品紹介ページでは一部カットが確認出来る。

『トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド』は、「トイ・ストーリー」シリーズのテレビスペシャルとして制作された。舞台は映画『トイ・ストーリー3』から3年後のクリスマス。ボニーはウッディを持って友人のメイソンの家に行くと、そこにはメイソンがクリスマスにもらった恐竜の戦士バトルサウルスがあった。
2014年末に米国で放送され、日本でも2015年7月にDlifeにて初放送されている。しかし、Blu-rayとDVDの日本での発売時期は現在未定とのこと。

[『ATTLE SAURS Opening Animation』 メインスタッフ]
オープニングアニメーションキャラクターデザイン・作画監督: 今石洋之
原画: 今石洋之 吉成曜 雨宮哲
美術監督:  金子雄司
動画監督:  こすぎなほこ 遠藤良恵
撮影: 土田栄司
アニメーションプロデューサー・カラーデザイン: 若林広海

Toy Story That Time Forgot on November 3 CM

*こちらは本編CM映像だけです。

『トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド』
(c)Disney/Pixar
《animeanime》
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