「バケモノの子」を支えたアートが一冊に 8月7日にARTBOOKを刊行 | アニメ!アニメ!

「バケモノの子」を支えたアートが一冊に 8月7日にARTBOOKを刊行

映画公開を機に、『バケモノの子』の美術、原画にフォーカスした本が8月7日にKADOKAWAより発刊する。「バケモノの子 ARTBOOK」だ。

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7月11日に全国公開をスタートした細田守監督の最新作『バケモノの子』が大ヒットを続けている。人間とバケモノ、その間に生まれた絆を描いた物語に共感が広がっている。
ストーリー、キャラクター、音楽などみどころの多い作品だが、なかでも映画の魅力を支えているのが、美術や原画などを中心としたアートワークだ。映画公開を機に、『バケモノの子』の美術、原画にフォーカスした本が8月7日にKADOKAWAより発刊する。「バケモノの子 ARTBOOK」だ。

「バケモノの子 ARTBOOK」は、208ページのボリュームに映画のアートワークをたっぷりと収めた。まずは美しく繊細に描かれた美術関係の資料の数々である。背景美術や美術ボード、美術設定などを網羅する。
そしてアニメーションの画面や動きを構成する原画、レイアウト、またキャラクター設定も含まれる。キャラクターの表情やアクションは、手描きのだからこそ堪能できるに違いない。さらにCG表現も含むのは2015年の作品だからこそだ。

そして本書の目玉となるのが、美術、作画関連のスタッフに対するインタビューの充実だ。山下高明と西田達三による作画監督対談、美術監督鼎談では大森崇、高松洋平、西川洋一が登場する。さらに色彩設計の三笠修、CGディレクターの堀部亮、音響効果の赤澤勇二、ハーモニーの高屋法子などジャンルも人物も多彩だ。
原画陣もたっぷり語っている。稲村武志、井上俊之、浜洲英喜、尾崎和孝、井上鋭、濱田高行、廣田俊輔、秦綾子、本田雄、田中敦子、八崎健二、青山浩行、小池健の話を聴く。ここに並ぶアニメーターの名前からも、本作が日本を代表するアニメーターの参加により実現したことが分かるに違いない。

編集企画はニュータイプ編集部。価格は2800円(税抜)となっている。映画を観終えて、本書をめくれば、あらためて作品の感動が蘇るに違いない。



2800円(税抜)  判型:A4変形/ページ数:208ページ
発行: KADOKAWA   編集企画:ニュータイプ編集部

『バケモノの子』
(C)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
《animeanime》
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