大人気野球マンガ『ダイヤのA』が初の舞台化となる。野球マンガの舞台化は遡ること、1969年、実はあの『巨人の星』が舞台化されている。それから、野球マンガは全く舞台化されていなかったのである。そして21世紀に入り、この『ダイヤのA』が舞台化、実に46年ぶりとなる。 今回描かれるストーリーは単行本では5巻までとなる。今回の舞台化にあたってプロデューサーの下浦貴敬は「正直、『巨人の星』はお伺いするまで知らなかったんですが、漫画、アニメ原作の舞台化作品がこれだけ多発している中、この作品をプロデュースするにあたり、原作を読み、アニメを見て、『ダイヤのA』の何がこれだけの人々の心を惹き付けるのか。自分なりに考えて、思ったのがファンタジーの世界観の中にある、登場人物のリアルな感情。そして、これは舞台化するにあたってもひとつの柱として演出の浅沼さんとも相談してきました。浅沼さんは顔合わせで”本物であること。”を追求して作品を作り上げていきたいとおっしゃってくれました。それはキャスト、スタッフに対してのひとつの大きな矢印を示してくれたんだと思います。もちろん、野球の試合を舞台でそのまま行なうことはできないし、やらないのですが、役者、音楽、照明、映像・・・関わる全てのセクション各々の最大限の努力で演劇ならでは表現、ライヴ感を作り上げたいと思っています。そのライブ感こそが今回の『ダイヤのA』The LIVE の魅力としてなっていければと思っています」とコメントを寄せてくれた。