アヌシー国際アニメーション映画祭が始まる 短編長編で日本からも話題作 | アニメ!アニメ!

アヌシー国際アニメーション映画祭が始まる 短編長編で日本からも話題作

6月15日、フランスのアヌシー市にて、世界最大の国際アニメーション映画祭であるアヌシー国際アニメーション映画祭2015が始まった。

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photo by Tadashi Sudo
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6月15日、フランスのアヌシー市にて、世界最大の国際アニメーション映画祭であるアヌシー国際アニメーション映画祭2015が始まった。6月20日までの一週間、世界各国のアニメーションの傑作、名作、そして映画人が集まる。
もともとカンヌ国際映画祭のアニメーション部門が独立するかたちで始まったアヌシーは、短編アニメーションのコンペテイョンで知られてきた。しかし、現在は、長編アニメーションをはじめとする様々なカテゴリーが設けられている。

アニメーション見本市のMIFAでは見本市会場だけでなく、共同製作のマッチング、企画の発掘やワークショップ、さらにはビジネスカンファレンスも多数設けられる。世界で最も古く、最大であるだけでなく、まさにアニメーションの総合イベントとなっている。
またヨーロッパのアニメーションスタジオ、放送局だけでなく、北米からの参加も目立つ。ディズニー/ピクサー、ドリームワークスはもちろん2015年は基調講演を代表のクリス・メレダンドリが務めたイルミネーションも存在感を発揮していた。

アヌシーでは近年、日本勢の存在感も次第に増している。2015年は映画祭の華ともいうべきオフィシャルコンペティション部門に7作品がノミネートされた。95ヵ国から2606本の応募の中からのコンペインである。
短編部門に坂元友介『ナポリタンの夜』、学生部門には『息ができない』(木畠彩矢香)、『MASTER BLASTER』(冠木佐和子)、『月夜&オパール』(シシヤマザキ)の3作品、コミッションドでは水江未来と中内友紀恵が制作したミュージックビデオ『POKER』が選出されている。いずれも力作だけに期待したい。
長編部門は岩井俊二監督の『花とアリス殺人事件』、原恵一監督の『百日紅』だ。いずれも傑作だけに、アワードも欲しいところだ。両監督は期間中、アヌシーを訪れており、舞台挨拶や記者会見もこなす。
テレビ部門には湯浅政明による「フード・チェーン」が選ばれている。米国の人気テレビシリーズ『アドベンチャー・タイム』のエピソードを手がけたものである。

夏の期間は観光客で賑わうアヌシーだが、映画祭期間中は、より一層は華やぐ。街のあちらこちらに映画祭のポスターが張られ、街中で映画祭を応援する様子が感じられる。
会場はダウンタウンと中心からやや離れたインペリアルホテルを中心に市内10か所以上にも及ぶ。それだけに多くの人が行き来する。映画祭が地域振興の一翼を担っていることもわかる。

[/アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.bizより転載記事]
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