劇場版アニメ「蟲師」初日舞台挨拶 感動の雰囲気に監督・キャスト陣も感無量 | アニメ!アニメ!

劇場版アニメ「蟲師」初日舞台挨拶 感動の雰囲気に監督・キャスト陣も感無量

劇場アニメ「蟲師」が5月16日に初日を迎え、舞台挨拶には長濱監督、中野裕斗さん、齋藤智美さん、土井美加さんが登壇した。その様子をレポートする。

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2014年4月から、実に8年ぶりとなるテレビアニメの第2期が放送され、大きな注目を集めた「蟲師」。その原作最終話を映像化した特別編「鈴の雫」が、劇場版アニメとして5月16日より上映されている。
公開初日の新宿バルト9では、長濱博史監督のほか、ギンコ役の中野裕斗さん、カヤ役の齋藤智美さん、そして「声」を担当する土井美加さんが登壇する舞台挨拶が開催された。

この舞台挨拶はアニメが上映されたあとの開催とあって、会場内は感動的な空気に包まれていた。そんな観客席を見た中野さんは感想を聞かれると、「一言、感無量です」とコメント。
また人生初の舞台挨拶となった齋藤さんは、かなり緊張している様子で「こんな素敵な場所に立てるとは思っていませんでした」と率直な感想を話していた。
そんな齋藤さんだが、収録現場でも常に緊張していたとのことで、ほとんど身動きも取らずにじっとしていたとか。そんな姿を見た長濱監督から「置物か!?」とからかわれたときもあったそうだ。
しかし長い芸歴を誇る土井さんは齋藤さんに対して「『蟲師』の世界にスッと入れていました」と、その声と演技を絶賛すると、齋藤さんが感謝の言葉を口にする一幕も。
このやりとりを見ていた中野さんから、齋藤さんに壇上でセリフを言ってもらう要望を出すなど、終始和気あいあいとした雰囲気で、会場に駆けつけたファンも楽しんでいる様子だった。

そして長濱監督からは、特別編「鈴の雫」を劇場公開することになった経緯が語られた。
それによると、原作では前後編で掲載されたエピソードであり、テレビで放送すると2話に分ける必要がある。しかし、物語を分断させたくないと考えた監督は、さまざまなスタッフと協議を重ねて劇場上映することに至ったそうだ。
加えて、監督個人として「最後は皆さんと同じ場所で感動を共有したい」という思いもあったと語っていた。

また会場では、観客に向けたプレゼント抽選会も開催。ここでは実際に収録で使われた鈴がプレゼントとして贈られた。
抽選のくじを引く機会はあまりないという土井さんは特に楽しんでいる様子で、まるで自分が当選したかのような、興奮気味の振る舞いを見せていた。

最後にキャスト陣があらためて本作にかけた意気込みと、観客への感謝の気持ちを述べた。その中で中野さんからは「『蟲師』は永久に不滅です!」という力強いコメントも飛び出した。
さらに長濱監督は「『蟲師 続章』が終わっても、まだ次をやりたいと思っています。今度はあまり期間を空けないよう考えていきたいと思います」、今後の展開へ向けた期待が持てるコメントを残し、壇上を後にした。

「蟲師 特別編『鈴の雫』」は5月16日より東京・新宿バルト9ほかにて全国で公開。テレビアニメ第2期「続章」の特別編である「棘のみち」も同時上映される。

「蟲師 特別編『鈴の雫』」
5月16日より東京・新宿バルト9ほかにて全国公開

アニメ『蟲師 続章』公式サイト
http://www.mushishi-anime.com/
《ユマ》
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