下北沢のミニジアターであるトリウッドは、この冬「トリウッドのアニメ祭り」と題してアニメ映画にフォーカスしている。その1月下旬からのラインナップを発表した。全部で5本、『新世紀末 奴との遭遇』『旅するぬいぐるみ』『雲のむこう、約束の場所』『花のずんだ丸』『まかせてイルか!』だ。新海誠の指摘世界から、大地丙太郎のギャグアニメまで幅広い作品が並んだ。いずれもコミックス・ウェーブ・フィルムが世に送り出すものだ。まず1月23日にスタートするのが、澤田裕太郎監督の『新世紀末 奴との遭遇』である。シュールな世界をパペットとコマ撮りで映像とする。全5作合計27分の本編に加えて、メイキング映像と澤田裕太郎監督の初期作品『じゆうじん』(3分)も上映する。入場料金は500円となっており、手軽に個性的なアニメーションを楽しめる。上映は1月30日までを予定している。そして1月31日から2月20日までは、新海誠監督の『雲のむこう、約束の場所』と田澤潮監督『旅するぬいぐるみ』の2本立てと『花のずんだ丸』と『まかせてイルか!』の2本立ての2プログラムである。トリウッドは『ほしのこえ』の上映で、新海誠人気の火付け役も担った場所だけに、『雲のむこう、約束の場所』は是非、ここで鑑賞したいところ。一方、『旅するぬいぐるみ』は羽田空港国際線ターミナル内にある空港プラネタリウム「スターリーカフェ」にて上映される話題作だが、今回は空港に行くことなく見ることが出来る。田澤監督は、『雲のむこう、約束の場所』でキャラクターデザイン・総作画監督を手がけており、その作品世界を知るカップリングとなっている。『花のずんだ丸』と『まかせてイルか!』は、共に『おじゃる丸』などで知られる大地丙太郎監督のギャグアニメだ。『花のずんだ丸』は、つのだじろうの往年の人気マンガ『忍者あわて丸』を映像化した。『まかせてイルか!』は日本で初めて本格に手話をアニメに取り込んだことでも話題を呼んだ。第8回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞の受賞作でもある。『旅するぬいぐるみ』+『雲のむこう、約束の場所』は料金1100円、『花のずんだ丸』+『まかせてイルか!』は1000円だが、割引などもあるので、時間とともにトリウッドのサイトにて確認したい。トリウッドhttp://homepage1.nifty.com/tollywood/
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