主題歌にBUMP OF CHICKENを電撃発表 「寄生獣」ワールドプレミアに山崎監督とキャスト登壇 | アニメ!アニメ!

主題歌にBUMP OF CHICKENを電撃発表 「寄生獣」ワールドプレミアに山崎監督とキャスト登壇

東京国際映画祭で『寄生獣』のワールドプレミアが開催された。染谷将太、深津絵里、橋本愛、東出昌大、山崎貴監督が登壇。サプライズで主題歌担当のBUMP OF CHICKENも姿を見せた。

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映画「寄生獣」ワールドプレミア
  • 映画「寄生獣」ワールドプレミア
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  • (C)2014 TIFF
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第27回東京国際映画祭のクロージング作品『寄生獣』PART1のワールドプレミアが10月30日)に開催された。
会場のTOHOシネマズ 六本木ヒルズには、泉新一役の染谷将太さん、田宮良子役の深津絵里さん、村野里美役の橋本愛さん、島田秀雄役の東出昌大さん、監督・VFXの山崎貴さんが登壇。いよいよお披露目となる本作について意気込みを披露した。

『寄生獣』は岩明均さんが「月刊アフタヌーン」(講談社)ほかにて連載していたマンガが原作だ。右手を寄生生物に奪われた高校生・泉新一と、そのパラサイト・ミギー。一心同体となった彼らが、人間を喰らう他のパラサイトたちと戦いを繰り広げていく物語である。

主演を務める染谷さんはオファーを受けた際に「きっとパラサイト役だろうなと思ったら、まさかの主演だったのでとても驚きました」と率直な感想を語った。
一方、パラサイト役である深津さんは「これまで人間しか演じたことがなかったので……」と。戸惑いながらも「難しく面白いキャラクターをどう創り上げていったのか、自分でもその時の記憶がないくらい集中して演じました」と語った。

山崎監督によると、深津さんは怖いぐらい役柄に入り込んでいて「深津さんではなく田宮良子だ」と思わせるほどだったとのこと。だが撮影後には気の良い人柄に戻っていて、そのギャップにも衝撃を受けたようだ。
キャラクターによってそれぞれ演じる難しさがあり、新一のクラスメイト役である橋本さんは「変化していく新一に対しての距離感」、パラサイト高校生役の東出さんは「感情を一切捨てる点」を意識したと話した。

また原作はSFサスペンスを起点としながら、哲学的な奥行きも持った作品でもある。山崎監督は「エンタテイメントに徹して作っているが、その部分も大事にしたかった」と自らの想いを明かした。染谷さんも「ちゃんと原作にもあるテーマが、映画の中でも血が通って表現されている」と仕上がりに自信を見せた。
見所となるアクションについては、ミギーがCGのため撮影現場では想像しながら演じなければいけなかった点が挙げられた。しかし染谷さんは演じていく内に自分の中のミギーを感じるようになったそうだ。撮影中、監督に「今ミギーが見えたような気がしました」と伝えたものの「頭大丈夫か?」と心配されてしまったエピソードも飛び出し、会場の笑いを誘った。

舞台挨拶では本作の主題歌アーティストもサプライズ発表された。新曲「パレード」を人気のロックバンドBUMP OF CHICKENが書き下ろす。会場にはメンバーが登壇し、会場を沸かした。
主題歌をオファーした山崎監督は、「完結編への橋渡しとしても良い仕事をしてくれた」と楽曲の持つ疾走感を絶賛していた。最後はキャスト・監督がそれぞれ感謝の言葉とメッセージを伝え、ワールドプレミアの上映に移った。
映画『寄生獣』PART1は11月29日(土)、完結編は2015年4月25日(土)全国公開。
[高橋克則]

映画『寄生獣』
http://kiseiju.com/
《高橋克則》
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