きゃりーぱみゅぱみゅに続くアーティストたちがここにいた 音楽見本市TIMMレポート | アニメ!アニメ!

きゃりーぱみゅぱみゅに続くアーティストたちがここにいた 音楽見本市TIMMレポート

東京のお台場でJapan Content Showcase 2014が開催された。中でも目を惹いたのは、音楽マーケットTIMMである。レコード会社やアーティストが海外バイヤーやメディア関係者と商談をする姿が見受けられた。

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[細川洋平]

東京のお台場・ホテル グランパシフィック LE DAIBAでJapan Content Showcase 2014(JCS2014)が開催された。東京国際映画祭の併設マーケットであるTIFFCOMと、音楽のマーケットである東京国際ミュージックマーケット(TIMM)、アニメーション関連のマーケットである東京国際アニメ祭(TIAF)の合同マーケットである。これらが国際的な見本市として大きな賑わいを見せていた。

会場に到着してまず目に飛び込んでくるのは“きゃりーぱみゅぱみゅ”のライブの衣装展示、そして彼女が所属する事務所・アソビシステムが世界に展開する『もしもしにっぽんプロジェクト』のブースだ。
淡い水色を基調としたカラフルなブースの中にはモニターがあり、きゃりーぱみゅぱみゅのライブ映像などが流れる。世界へ日本のポップカルチャーを発進する『もしもしにっぽんプロジェクト』のコンセプトなどが随所に展開されていた。多くのバイヤーがこのブースを訪れ、プロジェクトの説明を受けていた。

ガンダムをはじめとするアニメ関連のブースと同様に、JCS2014で目を惹いたのは、音楽マーケットTIMMである。レコード会社やアーティストがそれぞれにブースを手配し、海外からのバイヤーやメディア関係者と商談をする姿が多く見受けられた。
出展ブースには、浜崎あゆみ(avex)やでんぱ組.inc(ライブエイジア)、ファンキー加藤(ドリーミュージック)、VALSHE(ビーイング)など日本でも認知度の高いアーティストをはじめ、世界的なジャスピアニスト上原ひろみ(アソジア)や、伝説的なメタルバンド・人間椅子(徳間ジャパン)のブースも見られた。
やや意外だったのは、アニメ・声優系のアーティストをプッシュする様子はあまり見られなかったこと。テイチクでは牧野由依のポスターが、MAGES/5pb.レコードでは流田Project、ユーマにはfhanaのポスターが大きく貼られていたが、ランティスのブースではアーティストの写真は見られなかった。また、ビクターのブースは見られたが、多くの声優・アニメ系アーティストを擁するフライングドッグ個別でのブースは見られなかった。

代わりに目立ったのがアイドルのポスターや映像だ。先ほど述べた『でんぱ組.inc』をはじめ、『THE ポッシボー』、『Doll☆Elements』、『Chu-Z』といったアイドルたちに加え、先日デビューしたばかりの武田鉄矢プロデュースのアイドル『赤マルダッシュ』も所属する日本コロンビアのブースで大きく展開されていた。またアメリカ・フランス・韓国・上海といったFESTIVALへの出演経験を持つ『YANAKIKU』という純和風なアイドルデュオのブースも印象的だった。
同じく目立ったのはインディペンデント系アーティストである。平均年齢20歳という若手ロックバンド『HAPPY』やローファイなバンドサウンドが特色の『MOLICE』、幻想で独特の雰囲気を持つソロアーティスト『繭子』といったメジャーシーンとは異なる土壌で活躍するアーティストたちは個別にブースを設け、世界のバイヤーたちにアピールをしていた。彼らはすでに海外でのFESTIVALへの出演経験を持ち、世界を視野に入れ活動をするアーティストたちだ。
単独でのブース出展に関して、『MOLICE』のヴォーカル・Rinkoさんに話をうかがったところ、アトランタのFESTIVALに出演した際、海外のバイヤーに勧められた、ということである。

今回のブースを回っていて、音楽市場も海外へと大きく広がっているのだということを改めて実感させられた。限られたトップアーティストだけの事例ではなく、デビューから早々に海外を視野に入れた市場開拓を試みるアーティストも同様だ。
今回のTIMMも、きゃりーぱみゅぱみゅやPerfume、BABYMETALといったアーティストに続いて、世界中のファンのためにワールドツアーを開催するアーティストの出発点となるのではないだろうか。

Japan Content Showcase 2014
http://jcs2014.com/ja/
《細川洋平》
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