2015年1月10日に、米国生まれのファンタジックな長編アニメーション映画が全国公開される。作品のタイトルは『オズ めざせ！エメラルドの国へ』だ。題名を見て分かるように、本作はライマン・Ｆ・ボームの名作ファンタジー『オズの魔法使い』に由来する。しかし、その内容はやや異なり、ここで描かれるのは『オズの魔法使い』の最後で故郷のカンザスに戻った後にドロシーが新たに遭遇することになるオズの国での冒険だ。原作はライマン・Ｆ・ボームの孫、ロジャー・Ｓ・ボームによる『ドロシー・オブ・オズ』である。カンザスに戻ったドロシーは、かかし、ライオン、ブリキ男が送り出した魔法の虹でオズの国に連れ戻される。そこでは良い魔女のグリンダも太刀打ちできない邪悪な魔法を持つジェスターが支配を広げていた。ドロシーはこれに立ち向かうことになる。ドロシーと共に旅に出るのは、フクロウのワイザー、マロー保安官、陶器の王女、森の古い樹のタグらである。果たして彼らはジェスターを倒せるのか。制作はハリウッドで活躍するスタッフが参加し、フルCGスタイルで作られている。全編をミュージカル仕立てとしており、音楽満載なのが魅力だ。ドロシーの声には人気ドラマ『glee/グリー』の主役を演じたリア・ミシェルを起用したのも話題を呼んだ。作品は2013年にアヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門で上映、米国では2014年5月に公開された。日本では先頃、女子小学生に大人気のモデル香音が、声優出演することが発表されて話題になっている。子どもたちは勿論、その親世代にも楽しめる映画だ。国内では日本語吹き替え版、字幕版の双方が上映されるので、好みに合わせて選べるだろう。『オズ めざせ！エメラルドの国へ』2015年1月10日（土）、新宿バルト9ほか 全国ロードショー『オズ めざせ！エメラルドの国へ』(C)2012 - Dorothy of Oz, LLC and Summertime Entertainment
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